昨夜は友人と忘年会した

 といっても友だちとわたしのふたり忘年会。田園都市線二子新地駅前の居酒屋で1年4か月ぶりくらいに会った。先週の月曜に会う約束だったが、わたしの体調が良くなく1週間延期したのである。
 友だちは元気そうに見えた。今年は体調を崩すことが多く、思ったように行動できなかったと話していたが良くなってきたようだ。
 居酒屋は魚料理が美味しい店で、今思うと鍋にすればよかったと思っているが、寒ブリの刺身や穴子と野菜の天麩羅など、いろいろな料理を注文した。11月末から開催された第2回東京の近代建築スケッチ公募展(作品を応募した)を見に来てくれたので、その話や絵の話もした。友だちは華道の流派とは一線を引いたアートとしての生け花を先生について習っているいるので、花の話でも盛り上がった。世田谷美術館で開講している美術学校に半年通ったことのある友だちは、興味深いアートの話をいろいろしてくれた。
 言葉での表現にも興味を持っているようで、話題は尽きなかった。
 お店が混んできたので、思ったより早目にお開きとなったが、こんな飲み会ならときどきしたいと思った。
 帰り、バスに乗り、多摩川の対岸のビルディングの壁一面にサンタクロ―スの姿が夜の闇に明るく輝いているのを見た。帽子をかぶったサンタが二人並んでいる。これを見て、2007年のクリスマスの頃を思い出した。あの時は柴犬レオと多摩川に夕暮れ散歩に来て、あたりが暗くなってから、同じビルにクリスマスのモチーフが輝いていた。あのときはサンタクロースと橇だったかもしれない。ビルの全室の明かりをつけたり消したり調整することで、サンタの姿を作るのだろうか。
 2008年も違う絵柄のクリスマスをそのビルに見た記憶があるが、そのときはリーマンショック後だったので、実施する日数が短かった。多分、イブの日一晩だったような気がする。
 その後はレオの散歩がだんだん短くなり、ずっと見ていなかった。6年ぶりに昨夜見て、あまりのなつかしさに目が吸い寄せられ、バスの降りますボタンを押すのを忘れてしまった。停留所に着いてバスの中をうろうろしていたら、運転手さんが開けてくれた。

 今日はやっと年賀状の裏面の印刷を終えた。宛名面は手書きになりそうだ。寒い夜の外出が良くなかったのか、鼻水が出て寒気がする。先週の風邪は治ったと思っていたが、治っていなかったのか。それとも別の風邪をひいたのか。しばらく休養することにした。


対岸の空に富士山のシルエットが浮かび上がる