大雪降って2日目

 朝は冷え込み、日中も日差しがささず、どんよりとした寒い日。
 庭の雪はいっこうにとける気配がない。家の前の道路は、左右に雪が山盛りになっているが、車の往来にさしさわりはない。午前中、駐車場の雪を少し片付け、お昼前に車で駅前まで買い物に行くことにした。
 その前に近所に配達にきたお店の人にリサーチ。スノータイヤでなくても運転できますか。ひとり(スノータイヤを使用)はところどころに残っている雪の中に突っ込まなければ大丈夫と。もうひとり(ふつうのタイヤを使用)は、こっちに来て驚いたよ、かなり雪が残っていて・・・・。では歩いて駅まで行くことにしようとわたしが言うと大きな道はきれいなので、雪が残っている道も途中で止まらなければ大丈夫、と。
 ふたりへのリサーチ。実際、車を運転してみて、後者のほうがより現実に近いことを知った。
 住宅街の道路はほとんど雪かきをしていない。ただ、タクシーが通る道なので、タイヤの幅だけは雪がないところが多いが、一面溶けかかった雪におおわれている道もかなりある。慎重に運転して駅まで行ったが、わたしの考えが甘かったことを思い知る。
 このあたりではどの家でも車は持っているので、自分の家の前くらいは雪かきをしているだろうと予想して行ったがまったく違っていた。考えてみれば、家の前の道路の雪かきと一言で言っても、実際やるのはかなり大変。高齢者や女性では無理かもしれない。どの家も家の前の道路はきれいにしているという思い込みは、あまりにも楽観的だった。
 駅前のスーパーマーケットの駐車場は一部しか使えなく(雪でおおわれているため)、数台の車が入場を待っていた。駐車場の雪かきなど、除雪車がないと無理。
 買いものを終え、駐車場に戻るとき、わたしが運転してきた、ゆるい坂道でバイクが転倒しているを見た。後ろにタクシーが斜めに止まっている。急ブレーキをかけて、斜めになったのか。溶けかかった雪におおわれていて、わたしも慎重に運転したところ。二輪車はこの道では危ない。
 帰りは最初は住宅街を通ったが、溶けかかった雪が残る道路に不安を感じ、ルートを変えた。幹線道路を通り、バス通りへと左折し、用水路沿いの道を選んだ。バス通りはいくらなんでも、住宅街の道よりいいはずと思ったから。
 読みは当たった、幹線道路は、凍った雪がところどころにへばりつき、夜間の運転は怖いが昼間ならなんとか、という状態。バス通りは下り坂道だがなんなく運転できた。(これが住宅街の坂道だったら・・・と思うと、ぞっとした)家までスムーズに着いた。
 この街の住宅街は高齢化が著しいのかもしれない。いや、日本中どこでも高齢化なのだ。

 早目の夕方、家の前の道路でレオを歩かせていた。わたしはレオがブロック塀沿いに歩けるように駐車場の雪を取り除いていた。
 通りかかった犬の散歩中の知り合いの人が、とても心配そうな目でわたしの方を見るので、急いで行くとレオが雪の上に横たわっている。レオは雪につまずいて倒れたか、疲れて休んでいたのか。わたしはレオ、大丈夫?と声をかけ、抱き上げた。知り合いの人たちは、もしかしたら・・・と思ったようだ。
 ご心配をおかけしてすみません。レオから目を離さないようにしないと。

そろそろ咲きそうな梅の盆栽

雪におおわれた花壇

花壇では、ストックの花だけが雪の中から顔を出している

今日のレオは9時ころ起きた
いつもより早目に一日をスタート
お昼過ぎからまた眠る