あたらしい眼鏡を作る

 青空がひろがる気持ちのいい一日。暑さも真夏の猛暑ではなく、一段落ついた感じがする。

 16,7年前から小さい文字を見る時に眼鏡を使うようになった。いわゆる老眼鏡、リーディング眼鏡ともいう。

 8年前に作り替えてそのまま使っているが、見え方がやや悪くなったような気がして、眼鏡を作り替えることにした。

 最寄り駅前にある眼鏡屋さんに2回ほど入って、フレームをいろいろ試してみた。

 今日はそのときいくつか候補にあがったフレームからひとつを選んで眼鏡を作ろうと3回目の入店だ。二回はぶらっと入ったが、三回目はおおよその時間を伝えていた。

 いままで使った眼鏡を持って行ったので、その眼鏡の度数をはかってもらった。2回にかけて選んだ5~6種類のフレームを出してもらった。

 そのうえで検眼をしたのだが、ちょっとショックなことがあった。老眼の度数はそれほど進んでいないのだが、遠視だった目が遠くのものを見れなくなっていることがわかった。両眼で0,6の度数だ。たぶん、8年前に眼鏡を作ったときは1.0くらいはあったように思う。

 最近、明治神宮の歌会で後ろのほうに座ると、白板に描かれた黒い文字が読めなくなったことに気づいた。街を歩いていて、ちょっと離れた道行く人の顔がぼやけて見えることがある。

 これを修正するには外に行くときいつもかける眼鏡を作る必要があるが、眼鏡を作るまで不自由がしていないので、こちらの眼鏡は作らないことにした。やはり、リーディンググラスを少し度数を変えて作ることにした。

 8年前はどちらかの眼だけに乱視があったが、今回の検眼で両目に乱視があることがわかったので、これも新しい眼鏡に反映することにした。

 フレームは見た目の楽しさと、自分の顔にも合うものを選んだ。あまり落ちついたデザインより少し遊びのあるものを。

 出来上った眼鏡を受け取る日は、時間も決めてこの店に来ることした。秋分の日の振り替え休日の日である。

 

 店を出たらもう暗くなり始めていた。夕食のための買い物を少しして、駅前のスターバックスに入った。買い物の前に入ろうとしたが混んでいては入れなかった。二度目で座れてよかった。すぐ家に帰る気分になれなかったので、店で歌集を読んだり、短歌を作ったりして小一時間過ごし、帰った。

これは昨日撮った写真、半月に近い月の薄い影が映っている