9月も三分の一ほど過ぎた。まだ暑さは残っているがどことなく風に秋を感じるようになった。陽ざしにも秋の気配が漂うようになった。夏のような鋭さがなくなったひかりにいやされる。
昨日は8月の夏休みが明けて、初めての武蔵小杉の歌会がひらかれた。7月の最後の歌会から一か月半弱たっている。
会場に集まったのはわたしも入れて4名である。ほかに歌会に出席せずに短歌だけで参加している人が一名。歌会に出ず、短歌も出さない人が一名。2名とも、全員の短歌をプリントしたものを送っている。
歌会は司会者が進行し、全14首を前半と後半にわけて、みんなで感想を述べたり、こうしたほうがいいなどと話し合う。短歌の話からさまざまな話題へ、話がひろがることがほとんどで、政治から災害、旅行から食べ物など、話題は多岐にわたる。
わたしが来週、熱海に行くことを話すと、それぞれが熱海にまつわる話をしてくれて、情報収集にも役立った。ひとりはかなり昔、別の短歌の仲間といっしょに伊豆山温泉に行ったことを話した。短歌の先生の発案で、旅館で歌会を催したそうだ。
歌会のあとはひさしぶりに参加者全員(と言っても4名)で、いつも行く店に入った。珈琲とケーキ、珈琲とカスタードプリンのセットを注文して、ここでも話の花を咲かせた。
わたしも含め仲間たちは高齢なので昔話が多い。いまとなってはなつかしい思い出となった旅行を語る。最近に訪れた法師温泉の話をする仲間もいて、温泉を渡り歩いて楽しむイギリスからの若い観光客の話をした。