午後は武蔵小杉の歌会、夜は友だちと夕食を

 今季いちばん寒いという東京。西日本は寒さがゆるんだのに、こちらは冷たい風が吹いてこころもかじかみそう。

 庭の紅梅は寒さをはねかえすように咲き始めた。長い年月、毎年、この紅梅にはげまされた。玄関のすぐ脇。わたしの居室の掃き出し窓をあけるとすぐこの紅梅が目に入る。おりおりにわたしを力づけたり、ほっとさせたり、、、、、長い長いつきあいである。ときには伸びすぎた枝を早く切らないと、と言う気持ちで見上げたこともあった。

 今日は午後から武蔵小杉で歌会が開かれる。そのあと、夜は友だちと夕食を約束している。

 午前中は家であたたかくして過ごした。

    午後一時から歌会が開かれた。今日の司会はわたしが務めた。午前中、軽い頭痛がしたがあまり気にならなくなり。司会を無事終えることができた。歌会に参加した人は6名でひとり休んでいる。わたしのをふくめ、みなさんの短歌はぜんぶで17首あり、一首一首、全員で感想を述べたり講評をする。

 短歌の話より、短歌から発展した話が多かった。例えば甲斐の猿橋を読んだ短歌から、日本の三大奇橋はなんだろうとか。

 歌会を終え、仲間のうちふたりはいつもの店に行ったがわたしは友だちと夕食の約束があり、今日はパスした。

 友だちとはみなとみらい線馬車道駅の改札で落ち合うことになっていた。早めに着いたので、改札を出て地下1階にあるターリーズの店の外を歩いていると、なんと友だちがいた。モバイルパソコンをひらき仕事をしているようだが、わたしに気づくと出入り口のほうを指さした。

 出入り口で待っていると友だちが出て来て、予約した店に向かった。港の方向だ。港が見えるスペイン料理の店である。

 飲み物はまずビール、次に赤ワインを頼んだ。料理はシザーズサラダ、生ハムとチーズ、海老のアヒージョ、魚介類のパエリア、緑と黒のオリーブ盛り合わせ。

 二ヵ月ぶりくらいに会ったが、そんなに時間が空いたという感じはなく、いろいろなことを話した。わたしの短歌のこと、実家に帰った友だちのお正月の過ごし方、お互いの友だちのことなどなど。

 こうして予約して店に入るのもいいけど、入る店を前もって決めないで、街を歩いて良さそうな店に入るのもいいという話もした。というのは昨年夏、六本木に行ったとき、そうして店に入り、なかなかいい店だったからだ。

 今夜の店は、店の窓から横浜湾が眺められてなかなかいい雰囲気。

 スーツに薄手のセーターを着ている友だちは、シャツとネクタイを身に着けていたときより、やわらかい感じになった。

 1時間半ほどこの店にいて、デザートは赤煉瓦倉庫の別の店で食べた。8時までしか営業していないので、あまりゆっくりできなかった。

 帰りは武蔵小杉までいっしょに電車に乗り、ここでもいろいろ話した。

 

庭では紅梅が咲き始めた、木の下の枝だけが咲いている