冷たい雨の日曜、明治神宮月次歌会に行く

今日の東京は最高気温が8度という寒さ。

 朝方、昨日会った友だちからラインがあり、しばらくやりとりした。昨日の話題のひとつにクリスマスツリーがあり、一年間眠っていたツリーをどこかから出して、友だちが写真を送ってくれた。

 わたしは昨夜、ネットでガラスのクリスマスツリーを注文したことを伝えた。

 10時半に家を出て、バスと電車を乗り継いで明治神宮前駅で降りた。

 雨がしっとりと神宮の森の木々包んでいる。さくさくと児石を踏む音をたてながら、歌会の会場へ。

 今日の当座は「芸」だった。講師をなさるのは歌人の栗木京子さん。原稿用紙を忘れたので、スマホを紙代わりに短歌を作った。ラインのキープメモリーを使った。

 3首作り、1首を短冊形の紙に書いて出した。

掃きたての公園の砂場落ち葉らは芸術家のごとわが身をしるす

 ほっこりする歌と言われた。掃いたばかりの砂場をキャンパスに見立てて、落ち葉に作り手のこころを重ねていると解釈していただいた。

 他ににこんな歌も作った。

芸のないわれに目白は聞かせたりまったき音色、調べのひと節

 冷たい雨の日にだったこともあるだろうか。歌会の参加者は35人と少なかった。わたしが子の歌会に参加するようになって、いちばん少い人数だった。