友だちとフレンチレストランでディナー

 昼間は陽ざしがたっぷりで気温が上がった。

 午前中、近所の友だちから電話があった。今週の初めに確定申告のことでこちらから電話をしたのだが、その後どうなったのか気になったらしく向こうから電話をくれた。

 確定申告をすることで、健康保険料の額が上がりそうな感じがあり、申告をするかどうか迷っているので、税務署や区の健康保険課に問い合わせをしたことを話した。

 電話をくれた友だちとは他にもいろいろ1時間弱ほど他愛のない話をした。

 陽ざしがたっぷりの日中は家にいて、ときどき庭に出て咲き始めた花壇の花を眺めたりした。毎日、花の様子が変わってくる。時々刻々を精一杯生きている花たちを見ると、わたしも同じように生きていると思える。

 夢も迷いも悲しみも勘違いも喜びも怒りもすべてすべて生きていることのなかにふくまれ、わたしはすべて受け入れて生きていこう。

 夜は別の友だちと最寄り駅の近くにあるレストランで食事を約束した。

 レストランまで家から歩いて25分で行けると計算したのが見込み違いで、しかも夜だったせいかレストランの場所がわからなくなったのも想定外。

 待ち合わせの時間になってもレストランに行くことができず、ひと足先に来て2階にいるとラインをくれた友だちに電話をした、迷子になってそこまで行けないと。

 電話で道順を聞いて歩きだしたが店の場所がわからず、うろうろしているとわたしの名前を呼ぶ声が!上から声がしたような気がして見上げるが声の主は見つからず、もう一度名前を呼ぶ声がして気づいた。道路を挟んで向かい側にいる!

 相手は電話で道順を教えたものの心もとなく駅まで迎えに行こうと思って店の外に出てきたそうだ。

 レストランの2階に落ちつくことができて、やれやれ。友だちにはお騒がせしてしまい、申し訳なかった。

 スパークリングワインを注文し、シェフお任せのコースを頼んだ。オードブル、魚料理、肉料理、デザートを5種類ほどから選べる。それぞれ好みのものを選んだが、デザートは同じものを選んだ。チョコレートのデザートだ。あたたかいチョコレートケーキの中にとろりとしたチョコレートソースが入っている、チョコレート・フォンダンという名前だったかな。

 2時間余り、食事と会話をたっぷり楽しんだ。今まで話さなかったようなことも話せたし、時間が過ぎるのが早くて・・・・・・。

 この店のオーナーでありシェフである方はわたしの家の近所、斜め向かいに住んでいる方だ。帰り、店の外まで送ってくれて少し立ち話をした。友だちがわたしの家によく来ていることを話すとシェフの方は少し驚いていた。

 外は風が冷たく、友だちと途中までいっしょに歩き別れた。