短歌を作ったり歌集を読んだり

 昨日に続き風が冷たい。朝の冷え込みも厳しい。最低気温がマイナスになったようだが、庭に置く目高の水がめは防寒対策の効果か薄氷が張らずにすんでいる。

 いまのところ、この冬いちども氷が張らなかった水がめ。いままでになかったことだ。

 買い物にも行かず、短い散歩だけでそれ以外はずっと家にいた。

 庭には数回出て、ゴミ袋に入れた落ち葉をかき混ぜたり、さつま芋を室外機の上に干したり、目高にえさをやったりした。蒸したさつま芋は最初柔らかいの鳥に食べられると思い、網をかぶせて干していたが乾いて固くなったので取り外した。だが鳥につばまれた跡のある干し芋があり、このくらいの固さでも餌にするのかと思った。

 日中はほとんど掘り炬燵のある居間で過ごした。炬燵に入って歌会の準備にみなさんの詠草20首から5首選んだ。短歌をいくつか詠んだ。

 歌会の仲間から貸していただいた歌集を半分ほどまで読んだ。久々湊盈子さんの最新歌集『麻裳よし』である。気に入った短歌はノートに書き写した。気に入ったのは山茶花カワセミ、盆栽の梅、メタセコイアなどわたしが短歌によく詠む対象を詠んでいる歌が多い。

 夕方、まだ明るさが残る時間に短い散歩をした。この散歩で見たものをいくつか短歌を詠んだ。毎日、短い散歩はしているがいつも短歌が詠めるとは限らない。歌が詠めるとき、詠めないときがある。

 

散策の道に街灯ともる夕赤き灯いだく高層ビル見ゆ

 

家いえの屋根を抜き出で高層のビルの灯が遠くきらめく