午前中早い時間は陽射しが出て、植木鉢を陽のあたる場所に移動した。
天気予報は曇りマークだったので予想外の陽射しだった。
だが天気は下り坂で、夕方は雨が降りそうなどんよりとした空。平成の最後の日と令和の最初の日、東京は雨になりそうだ。
お昼近く、まだそれほどどんよりとしていない空のもと、バスに乗ってでかけた。
川沿いの道路を走る牧歌的なバス。連休中なので乗客が多い。わたしが乗ったときはそれほどでなかったが、その後、次々と乗り込み、立っている客でいっぱいになった。
父親と小学生低学年の女のことの会話に耳を傾けた。
すべての人が終点まで乗る人で、そこに着くころは昼食の時間である。女の子は人気のラーメン店で食べたいと言う。父親はあそこは行列がすごいよ、待つぞと言い、それでもいいのかという口ぶり。女の子はやはりそこがいいようだ。父親はもう一回、待ち時間が長いことを言うがそのラーメン店に決めたようだ。
やがてバスは終点に着き、降りた父と子はそのラーメン店のある方角に歩いて行った。
わたしも友だちといっしょの時はいりたいと思ったことがあるが、行列ができていてやめた記憶がある店である。機会があったら食べてみたい。
こども連れで気軽に来れる街なのでここは休日にはこども連れが多い。ショッピングセンターの広場では子供向けのイベントを開催中である。
わたしがここに来た目的はささやかなもので、ひさしぶりに(十数年ぶり)イヤリングを買いたいと思った。
この十年あまり、親と犬の世話そして介護でよゆうがなくて、特にアクセサリーなど買う気にもなれなかった。
買いたいと思うようになったことがわれながら不思議で、人は変わるものなんだという実感。環境しだいで人は変われるもののようだ。
そんな高価なものでなく、不注意で片方落としてもあきらめがつくくらい。だが価格の面でなく、久しぶりに買ったという意味があるので大切に使いたい。
遅めの昼食用にお弁当を買い、さらに少し買い物をしてまたバスに乗り帰った。
行列のできるラーメン店に入りたいとふ女の子にやや困る父
待ち時間のこと父言ふが女の子やはり食べたし行くことになる
バスを降りラーメン店に行く親子 父親のズボンは市松模様