秋の晴天が続く。あんなに曇りや雨の日が多かったのに、いつのまにかさわやかな秋になった。
陽射しに誘われるように庭に出て、目高の餌やりや種を蒔いたカワラナデシコの植え替えをした。
カワラナデシコは老犬ももこがいた夏の日に駐車場の横に咲いていた。翌年枯れてしまったがその前に種を採ったので種まきをして命をつないだ。
この二代目も暑い夏を越して力尽きたように枯れてしまった。やはり種を採って、9月半ばに種まきをした。やっと本葉4枚になったので植え替えをしたのである。
本葉4枚と言っても2cmあるかないかの小苗。この苗が大きく育ち、百を超える花を咲かせることもある。
植え替えをすまして家に戻ると疲れを感じたので、自室に敷いたままになっていた布団に横になった。眠ったわけではない、うとうとしたが。障子に映る木漏れ日を眺めていると気持ちがやわらいだ。
昼食後は車で花屋に行き、墓参用の花を買った。百合とアルストロメリアの束売りを買った。
家に帰り、花壇の花の切り花を加えて花束を作り、寺に行った。寺に行くゆるやかな坂道の下にある橋の近く。川沿いに犬友だちが犬といっしょにいたのでしばらく立ち話をした。先週の土曜日、わたしは高校のクラス会だったが、友だちはバスツアーで長瀞に遊びに行ったようだ。川遊びや昼食に食べたお蕎麦の話などをした。
父母が眠る菩提寺では昨日、十夜法要が行われた。欠席したが塔婆を弟の分とあわせて2本頼んだので、代金を支払い、墓に供えた。持ってきた花も供えた。いくつかの墓には秋の花が手向けられ。お彼岸ほどではないが華やかさが漂う。
以前は寺で年に二回行われる法要はかなり人が集まったが最近はどうなのだろう。
柴犬レオが死んでから法要に行く気持ちがなくなってしまった。二度と行かないだろうな。
子目高が泳ぐ水がめ梅の葉が身を寄せるがに一枚浮かぶ