短歌を再送する

 昨夜は高校のクラス会があり、家に帰ったのは夜の11時近く。すぐには眠れず、フィギュアスケートを見てしまいますます眠れなくなり、1時頃眠りについた。
 目覚めたのは5時半ころで、NHKの短歌・俳句を見た。
 いつも思い出しているわけではないがクラス会があったため、昨年3月に亡くなった同窓生を思い出した。高校時代の2年間と50年近くたってから7年ほどの間に一年に一度会うか会わないかの友だちである。彼が出席した最後のクラス会であることばをかけてもらい、印象に残っている。
 人の言葉とは不思議なもので確かに受け取ったという思いになる言葉があり、気がつかず流れてしまう言葉がある。その同窓生から一つ言葉を受け取った気持ちになったのはもしかしたら彼がほどなく他界したからかもしれないが、それはわからないことだ。
 先週の金曜日に送った短歌誌に載せる短歌8首。今日になり、冒頭の1首がどうしても気になり、差し替えの1首を送ることにした。他の1首は下2句の語句は変えず順序を変える修正をした。
 今までほとんどの場合、修正のための手紙か葉書を数通は送るので先方はまたかと思われるにちがいない。こんどこそ、これで決定稿と思い送るのだが結局直したくなる。
 最初の原稿のコピーに直した歌の紙を貼り付け、修正の紙も貼り付け、それをもういちどコピーをとり送った。
 冒頭の1首をそっくり2回変えているので、8首全体の構成がおかしくなったようにも思う。破たんすれすれのところでおさまっていると思いたいが、読む人によっては違う感触を持つかも。