今年初めての明治神宮歌会へ

 朝の冷え込みはそれほど強くなかった。冷え込みの強弱は、老犬ももこのおしっこを流した水が凍りつくかどうかを目安にしているが今朝は凍らなかった。
 最初の散歩は午前5時頃でまだ真っ暗だが西の空に月が残っていた。昨夜は東の空に朧月が出ていたが一晩かけて西の空に移動したのである。
 東京の最高気温の予想は8℃。今日は今年初めての明治神宮歌会が開かれる日で出席するつもりだが、ももこをどの部屋に移動させるか考えている。長い時間外出するので、トイレシートを敷いた部屋がいちばんいいと思うが、寒くないか少し心配。陽射しがたっぷり注いでくれるといいのだが。
 でかける前にももこを外に出し、おしっこをさせた後、陽射しが注ぎ始めた広縁に誘導した。ももこは広縁と続いている廊下の端に置いた自分のベッドに横になったが、クッキーを入れた器をおくとこちらのほうに歩いてきた。さっそくクッキーを食べた。
 ももこの世話に時間をとられて、歌会の会場に着くのが遅れた。作った歌の提出の締め切りまでの時間が短くなり、もう少し考えるゆとりがほしかった。
 講師の方は来嶋靖生さん。当座は「友〈友人)」。
 わたしが提出した歌は

 年賀状戻りし友に電話通じ入院中なれど安堵す

 ことばの使い方が良くないと評された。わたし自身ももっと推敲して違う歌い方があるのではないかと思っている。

 こんな歌も

 夏の日に海辺の町のホスピスに友を見舞いて早や2年余り

 歌会の最後に、昨年度の歌会で先生方に選ばれた歌の点数を加算し、上位10名が表彰された。さらに一度も休まず歌会に出席した皆勤賞のようなものがあり、こちらはわたしの名も呼ばれた。
 昨年は老犬ももことの生活に慣れるまで大変で体調を崩した時期があったが、何とか続けられてよかった。