桃の花を活ける

朝から冷たい雨が降る。今日は生け花教室の日だが、風邪が治っていないので休みをとり、花材だけを取りに行った。
花材は桃の枝2本、赤いチューリップ2本、白い花のマーガレット2本。家に帰り、少し休んでから雨が降る庭に面した部屋で活けた。晩年の柴犬レオがよく過ごした広縁である。


先生の手ほどきがないので、自己流でこんな風に活けた
先生はきっと桃の枝をもう少し短くした方がいいとおっしゃるだろうが
長めにしたかった


 花を活けた後、昨夜、誕生祝いのメールをくれた友だちに電話をした。この友だちは7〜8年くらい毎年バースディメールを送ってくれる。午前中、母親につきそって病院に行ったという友だちは、認知症の初期のお母さまといっしょに暮らしている。週に1回、自分のための外出をして息抜きをし、ときどきは買い物を楽しむことがあるようだ。70歳を過ぎてから油絵を始めたという、現在111歳になる女性について話した。何かを始めるのに年齢は関係ないという考え方に友だちは感銘を受けたようだ。年齢で自分がやりたいこと、できることを狭めることはないとわたしも思う。ただ、健康であることが大前提のように思える。
 雨の日に、気心の知れた、共感しあえる友だちと電話で長話ができてよかった。