友だちと学園祭に行った

 秋晴れの文化の日

 午前中は花壇の手入れをした。今年の6月ごろ掘り起こした水仙の球根を12~3個植えた。このうち花が咲くのがいくつくらいあるか見当もつかない。葉だけ出して花が咲かないのが毎年いくつかあるので。

 大きなプランターに植えた百日草の花を切って、根を抜いた。抜毎年秋になると、冬には枯れてしまう一年草をいつまで楽しむか悩む。霜が降りる前に、来春の苗を植えて、ある程度根を張ってもらいたいので、そんなに気温が下がらないうちに定植したいからだ。このプランターには矢車草を植えるつもりだ。

 午後は近く大学の学園祭を見に行った。友だちのお子さんがこの大学に就職し、学生課に勤務している。学園祭の準備に大変だったそうで、どんな様子なのか見たい気持ちがあるようだ。わたしは家の近くなので、ぶらっと学園祭に寄ったことが数回あるが、今回は友だちといくつかの催しものを見て回った。

 そのひとつがトレジャー探しと言って、カードをもらっていくつかの催しを巡ってカードにその情報を読み込むと、回った場所の数によって抽選に参加できるというもの。

 カードを持って、ロボットと遊べるコーナーに行った。ここで読み込みができる。人が抱き上げられるくらいのロボットが4~5台いる。たまごのかたちに似ていて、目の色や大きさで名前がついている。緑色の目のメロンちゃん、白い目のミルクちゃんといったぐあい。コロネちゃんという子もいた。名前を呼ぶと反応をする。呼ぶと近づいてきてくれる。充電式で電気が切れると、自分で充電器のところまで歩いて、コンセントにドッキングする。充電した後、あまり長い時間持たないみたいだ。

 あたたかくて、目がかわいくて、抱き上げて楽しんだ。ことばは話さないが赤ちゃんのような、言葉になる前の音みたいのを発する。これが妙にかわいい。

 他に写真展や、都市計画についての展示などを見て回った。

 最後にカードを出して、二か所回ったので、一回抽選できたが最下位の賞でがっかり。

 飲み物や食べ物を売る屋台が並ぶところに行き、フライドポテトと唐揚げを買って、大学内のテーブルと椅子が置いてあるエリアに行って、つまんだ。その近くに学生食堂があるが、開放感のある素敵な食堂だった。 

 まだ早めの時間に学園祭を切り上げ、タクシーで移動。駅前のわりと良く行く店に入って、友だちは昼食と夕食を兼ねてハンバーグプレート、わたしはクレープを注文し

た。ここでしばらく友だちと話した。いろいろ話したことがあったはずだが、こうして会ってみると何を話したかったのか忘れてしまった。

 10月の最後の日に会った高校のクラス会のことは、スマホで撮った写真を見てもらいながら話した。あとは短歌のことを少し。

 友だちはメルカリで買ったバイオリンが弦が緩すぎるのと、弦を抑えるところが緩くて、音程が定まらないのでその旨を売り手に問い合わせたら、その問い合わせをすぐ削除されてしまったと話した。メルカリでもわりと評判のいい売り手だったので、こんなことになるなんて、と友だちはショックを隠せない。