夢のなかで短歌をつくった

 早朝の目覚める前の夢だった。夢のなかで短歌を考えている。考えた短歌はさワードに入力されて夢に出て来た。白紙の中央にその1首だけがある。夢のなかでこれでいいのか考えあぐねていると目が覚めた。同時に短歌はわたしのなかから消えた。ひとつ憶えていることは数字が入っていた。たぶん、「五」だと思う。

 別に夢のなかで短歌をつくって苦しいとか悩ましいとかそんなことはなく、おだやかな夢だった。目覚めた後も残っていればよかったと思ったが、無理に思い出そうともしなかった。

 別に夢に刺激を受けたわけではないが、現実でもパソコンに向かい、ワードに短歌を入力した。11月に入ってからノートに書き記したもの、ラインのキープメモに記したものを手直しをしてワードに入れた。

 お昼前、気分転換と運動と、必要に迫られて庭に出た。夏の暑い日の名残り、伸びたシダ類や草を抜き、鳥が運んだ種子で成長した、この庭にはほしくないまだ幼い木を切ったり抜いたりした。千両や万両はいつの間にか庭のあちこちに増えて困るのでどんどん伐ったり抜いたりした。これらの枝で70リットル入りのゴミ袋がいっぱいになった。いっぱいになったと同時に庭仕事をやめた。ちょうどお昼になったので。

 簡単な昼食を作って食べ、午後はしばらくのんびりした。

 3時を過ぎた頃、急な坂を上っていくつかある最寄り駅のひとに出て、商店会で買い物をした。なぜか急に魚が食べたくなり、近くには魚屋さんがないので仕方なく歩いた。鰹の刺身とノルウェイの生鮭を買った。

 駅から電車に乗り、二つ目で降り、駅前のカフェに入った。持って行った歌集を開き、読みはじめたが早朝見た夢の効果か、短歌を1首読むごとに刺激を受けて自分の短歌をつくりたくなる。読んだ短歌の中にワンワードがわたしの記憶につながり、短歌が生まれる。その短歌はラインのキープメモに記した。あとで読むとなーんあだみたいな短歌かもしれないが、そのときは推敲などをすればいい。どうにもならない短歌は捨ててもいいし、、、、