午前中、見知らぬ電話番号から電話があり、出るのを一瞬ためらった。
だが出て、聞き覚えのない声がした。
話に耳を傾けると、伊豆山歌会に関わる方からで、わたしが応募した短歌が選者に選ばれたという知らせだった。さらに授賞式に出られるかどうかの返事をいまほしいとのことだ。
受賞の知らせと受賞の出欠を聞く文面は封書で今日投函したが郵便事情がわるくなったのでそのやりとりの時間が少なく、直接電話で受賞者ひとりひとりに問い合わせているようだ。9月17日に熱海で行われる。熱海はわが家からそんなに遠くないし、日帰りでも行き来できるところだ。出席しますとご返事させてもらった。
6月か7月に応募したことはもちろん覚えているが、どうなっただろうと思うことはなく、ふいうちのような受賞。でもだからこそうれしい。
選者はの方は三枝浩樹氏。佳作ではあるが三回目くらいでやっと選ばれた。
午後からは友だちとランチの約束をしていた。伊豆山歌会で受賞した短歌と、全国短歌大会でこちらも佳作に受賞した短歌と選外だった短歌(あわせて5首)をワードで入力し、プリントしてもっていった。
友だちは寸差でわたしより先に駅前の店に着いて、2階のソファ席をキープしていた。
全国短歌大会に受賞したお祝と言って、赤いバラを持ってきてくれた。
いつももらってばかりでうれしいけれど悪いような気持も。
プリントした短歌を渡した。ランチはグラスの赤ワインを注文して軽くグラスをあわせた。
友だちはお盆休みの時、軽井沢に遊びに行ったことを話した。二泊三日で。旧軽井沢の商店街の近くのホテルに泊まったようだ。あの頃は猛暑でしかも台風が接近していたが、軽井沢は曇りで雨が降ることはなかったそうだ。
短歌のことや、友だちのバイオリンのレッスンのことも話した。わたしの友だちとラインが切れてしまい、あれから復活していないことも。
楽しくいろいろ話せて、いい時間が過ごせた。ランチも友だちの奢り。なにからなにまでありがとう。