さわやかな初夏の日曜、明治神宮の月次歌会に行く

半袖で気持ちよく過ごせる、そんな梅雨入り前のさわやかな一日。

 午前11時から開場の明治神宮歌会に少し遅れて行った。以前は開場時間よりすこし前に着く事が多かったが、最近は遅くなることが増えた。

 会場の前におかれたボードに、その日の当座(その場で出されるお題)が示され、12時50分までに当座。詠んだ短歌を提出する。

 あまり考えすぎるとかえってどの歌がいいのか迷うので、時間が少いほうがいい歌が詠めると思うようになった。また考え方が変わったら、早めに着くようしてもいい。

 講師は歌人松平盟子さん。当座は「紙」である。

 最初は全然思い付かなく、とりあえずという感じで一首作った。浜松の友だちからもらった手紙を詠んだが、やや当たり前過ぎる。手紙を短歌に詠むのはとても難しいと感じた。

 ラインのキープメモに記した短歌を読み返しながら、何首か作った。そうするうちにひらめいて、一首ができた。

 ある好きな歌人の歌から少しヒントをもらった。

 今回は迷う事なくこの歌を提出した。

 講師の方に佳作に選ばれてよかった。松平さんは選ぶのが大変だったと歌会の最後の方で話された。いろいろな歌のなかで迷われて選らんでいただいたのはうれしく、先生の短歌に対する考え方を知ることができたことがよかった。

 提出しなかった短歌は次の通り。

チケットを同封の手紙届けられわれの来訪喜ぶと友

 

薄紙のやうに青色透かしつつ雲はしづかに大空わたる