午後昼寝をした

 朝はお日さまが顔を出したがだんだん雲が多くなり、日中は陽射しがなかった。
 歌会に参加した夜は睡眠不足になることが多いが昨日もそうだった。いろいろな刺激を受けて興奮気味になり、なかなか眠気が訪れなかった。ふと手に取った「短歌」という雑誌に角川歌壇の応募はがきを見つけて応募しようかという気持ちになった。この雑誌は昨日の歌会の先生の歌が掲載されているのですすめられて購入したもの。今まで図書館で見たこともなく、初めて買った。
 巻末にはいくつかの応募用紙があり、そのひとつが角川歌壇だった。わざわざ買って応募する気はないにしても手元にあるのだから乗りかかった船という感覚で投稿する気になったのだ。投稿の4首をあれこれ考えているうちに眠れなくなり、それでも1時過ぎには眠った。 
 朝目覚めたのは6時半。いつもより眠った時間は短かったが二度寝すると次は8時、9時になるので起きた。
 午前中に投稿の歌を応募はがきに書いて投かんした。
 気がゆるんだのか昼食後眠くなり、1時間ほど眠った。
 起きると曇りの天気のためか、薄暗いように感じた。散歩を兼ねて少し離れたスーパーマーケットに買い物に出た。老犬ももこが比較的元気な2015年の秋に友だちの柴犬と歩いた川沿いの道を歩いた。上流方向へ。大学内の遊歩道を通り抜け(ここもその時ももこと歩いた)、店へと向かった。ももこがこの散歩コースを歩いたのは一回だけ。いや、上流へは1回だけだが、この川を家方向に歩くコースはこちらも一回だけ歩いた。ももこがこの家に来て1週間にもならないときだった。知人の散歩につきあい歩いた。
 金木犀の花が道ばたにこぼれているのを見ると季節の移り変わりが思われる。ももこがいなくなってからこうして季節の移ろいとともに生きてきたが、なつかしくてたまらない。

 昨年(きぞ)の秋われがこぼしし花の種こたへるがにうす赤の花を咲かす

 学童保育の生徒歩く道の上むく鳥が電線に群れつながる

 道のべにオレンジの花こぼしたり金木犀の証明のごとく

 スーパーの店先に犬つながれて伏せの姿勢で飼い主を待つ

 店先の犬声かければこちらを向く顔わが犬と重なりたり