五月最後の日は真夏の暑さ

 昨夜は8時20分頃に大きな地震があった。老犬ももこは和室に置いた犬用ベッドで眠っていて、わたしも居間から和室に移動しようとしたときだった。本でも読もうと思った。そんな気持ちが吹っ飛ぶような揺れだった。揺れている時間が長かった。おさまったかなと思うと、さらに揺れが続き、不安になった。2011年3月11日を思い起こさせた。
 あの時、一度わたしだけが外に出て、柴犬レオが家の中で激しく揺れているのを見て、部屋に土足で入り抱き上げて再度外に出た。レオを抱いて庭の通路で揺れに耐えた。あの日と同じように、昨夜h眠っているももこを抱き起こし、抱えて外に出た。わたしは半ばパニックに陥った。どうしても3月11日に重なってしまう。あの日と違うのは、ももこが重くて抱いているのが大変だったこと。体力が衰えたのかもしれない。あれから4年たっているから。
 明けて日曜の早朝は、薄雲の向こうに青空が透けて見える、おだやかな空がひろがる。昨夜体験した地震の揺れが今までの地震の揺れとどこかが違い、不安にさせるものがあった。こんな気持ちを引きづ引き摺りながらの5月最後の日。睡眠時間が短かったためか、9時頃眠くなり、1時間半ほど昼寝した。午後も疲れが残っているのと暑さとで、何もする気が起こらず、家の中で過ごした。
 夕方になり、姫リンゴの木1本とグミの木を1本の徒長枝を切った。鉢植えや花壇の水遣りもした。日中は5月とは思えない真夏の暑さだった。植物たちは暑さに喘いでいた。家の中にいるももことわたしもあまりの暑さに、午後になり今年はじめてエアコンの冷房をいれた。


シュートを伸ばし、アンネ・フランクの薔薇の2番花が咲いた



4つの鉢に球根を植えた鷺草
元気に葉っぱを展開している
順調に行けば8月になって花が咲くはず