再来年の春に花が咲くカンパニュラ

 この秋(2012年)は、5種の草花のタネをまいた。青紫色の花が咲くチドリソウと、白い花と青い花が咲くネモフィラ、ブルーとピンクの花が咲くカンパニュラ。小さなポットにタネをばらまき、順調に芽が出て、ひと苗ごとにポットに植え替え、いまのところ、すくすくと育っている。
 ところがmazenndaさんのブログのコメントで知ったことだが、カンパニュラは2年草で、今年の秋、タネをまいても来春に花が咲かないことがわかった。11本のカンパニュラの苗は同じ日にタネをまいた他の苗に比べ、成長が遅く、そのことをコメントに書き、いただいた返事だった。
 来年いっぱい成長して、あるていど大きくなった苗が来年の冬の寒さにあたり、花芽ができるようだ。今のような小さな苗では、冬を越しても花芽はできない。
 ポットに植えた11本の苗を、これから冬越しさせ、来年の春から夏まで管理し、また冬越しさせるのかと気が重くなった、再来年の春のことなど、考えたくない。でもタネをまいたからには花が咲くまで世話をしよう。

 カンパニュラは宿根草と2年草があり、2年草は一般的には春にタネをまき、冬を越して、翌年の春に花が咲く。わたしは秋にタネをまいたので2回、冬を越すことになる。
 庭の一隅に現在のような花壇を作ったばかりの頃、小さな星型の花がたくさん咲くカンパニュラ・パツラという草花のタネをまいたことを思い出した。鉢に植えたり、花壇に植えて花を咲かせたが、いちど、花壇に植えた時、それは見事な花が咲き、母は目を細めて「きれいだねえ」と言った。風に揺れる小さな青紫色の花が星をちりばめたように広がって咲き、ため息が出るほどきれいだった。
 この花はいつタネをまいたのだろうと思い、唯一、記録が残っている2005年3月から2006年2月の園芸ノートを開いてみた。すると、カンパニュラ・パツラは秋にタネをまいていた。2005年の秋にタネをまいている。この後、いつ花が咲いたのか、記録に残っていない。
 2005年の4月22日には、「カンパニュラ・パツラのつぼみが紫色に色づいた」と書いてある。これがいつタネをまいたものなのかはわからない。
    
ちなみに2005年秋にはストック赤・白、ヴァージニア・ストック、ラクスパー(チドリソウ)青、フウリンオダマキ、オンファ・ローデン、ゲラニウム・サマースカイズ、レ―マニア、ヘリオフィラ・ロンギフォリア、カンパニュラ・パツラ、ルピナス・ブルーボンネット、オルレイヤ・レースフラワーのタネをまいた。
 カンパニュラ・パツラはピートモスにタネをまいたと書いてある。
 こんなにたくさんのタネをまき、育てていたとは!自分ことながら信じられない。
 あの頃は庭木の手入れや管理、草むしりは父がやっていた。わたしは草花専門だったので、できたのかもしれない。

2006年4月はじめの庭の写真を2枚掲載
タネをまいた草花を写真の中に探したが、
ゲラニウム・サマースカイズやストック、
ヴァージニア・ストックの花があった








 一日中、雨が降ったので、老犬レオを時間をかけて外に出すことができず、想定外のことが起きた。
 朝起きてから外に出したが30分ほどたってもおしっこをしないので、食後にするのかと思い、家に戻った。しばらくして、食事の用意ができたので、廊下の端にいるレオを呼びに行くと、廊下におしっこの水たまり。そこにレオが立っているので、あわててレオを抱いて移動させようとしたら、着ていたフリースのお腹のほうからおしっこが流れてきた。
 フリースの中におしっこをしてたまっていたようだ。どういう姿勢ですればこうなるのか、想像ができない。道路で立っておしっこをするときは、フリースにひっかからないことを確認しているから。
 夜も雨が降り、2回、外に出したが、2回ともころんでしまい、水をたっぷりふくんだ土の上にに倒れ、泥まみれになった。
 今日はいまのところ、3回、お風呂場でレオをシャワーで洗い、晴天が続いたときの一か月分以上のタオルを使った。
 1回目はわたしといっしょに外に出たが、2回目はレオだけ玄関の外に出していた。どろんこになったときは、思わず「バカ、バカ、バカ」と叫んでしまった!
 レオも疲れたと思うがわたしもクタクタ。
 さらに、こんどはレオの水が入った器を引っくり返し、廊下は水びたし。レオがそこに倒れ、また濡れた。背中をさわって、なぜ濡れているの?と思い、あちこち見て回り気づいた。レオにとっては今日は水難の日だ。
 自分のおしっこで濡れ、庭の泥水に濡れ、さらにシャワーを3回もかけられ、最後に水をこぼし、自分もそこに倒れた。拭き取るタオルがなくなり、どこかに古いタオルはないかと探したらあった。わたしは濡れているレオに怒り狂ったが、考えてみればレオは大災難な一日だったな。
 この寒いのにおしっこや水に濡れっぱなしというのは、老犬にとって辛いだろう。
 さきほど、タオルでレオの背中をたたいてしまった。悪いことをしたと思い、レオにあやまり、仲直りをした。