久しぶりに昼寝

 夜の睡眠がまとまってとれないことが多いので、時間があるときは昼寝をしようと思っているがなぜが日中は眠れないことが多かった。
 今日は久しぶりに昼寝ができた。3時ころから小一時間くらい。畳の部屋を歩く老犬レオの足音で目が覚めた。畳にこすれあう爪(?)の音だ。足音を聞きながら、この家ではじめて迎えた母の初盆のことを思い出した。あのときは父もいて、お盆の初日、弟のお嫁さんや孫、ひ孫が集まって昼食を食べた。うなぎをとり、エダマメと、手づくりの焼き豚やトマトなどの野菜をテーブルに並べた。父は事情があってみんなといっしょの席で食べるのを嫌がり、自分だけ別室でうなぎを食べていた。
 父はぜんぶ食べた後、「このうなぎ、おいしくないね」と言った。わたしはがっくり。あまりうまくいったと思えない初盆の集まりだったが、いまになってみるといい思い出だ。この一回だけでわたしはお盆のとき、こういう席を設けることをやめたし、これからもよっぽどのことが無い限りもうないだろうと思う。 
 一回だけだったが、鮮明に細かいところまで覚えている。母はにぎやかなことが好きで、人が集まる場が好きだったから、一回だけでもやってあげてよかった。
 あのときは3人だった父母のひ孫も今は5人に増えた。時間が流れた。
 曇って日差しはないが、蒸し暑い中、老犬のレオの夕方の散歩にでかけた。朝は9時ころ起きて、あまりにふらつくので大丈夫だろうかと不安になった。自分で体を支えられずわたしの足の周りを歩くのだ。昨夜11時ころ、抗てんかん剤を飲んだので、その副作用かとも思った。だが夕方の散歩は朝より足取りがしっかりしていて、薬ではないなと思った、というのはさきほど3時ころ、薬を飲ませたからだ。まだ飲んで2時間余りしかたっていないから、副作用なら夕方のほうが強くでるのではないだろうか。
 朝よりしっかりしているといっても、そんなに歩くわけでなない。風はあるが空気が重たく、はぁはぁやっているのでほどほどにして家に帰った。

ギボウシの花が涼しげ


暑くなり、朝顔が元気につるを伸ばしている


暑いよーという顔のレオ