知人に手紙を添付したメールを送る

 朝から晴れ渡る空。猛暑日は続き、庭の草花たちに水やりが欠かせない。

 朝は早めに起きて、NHK短歌を見て、テレビ体操もやった。NHKプラスがあるので、放映時間に見れなくても大丈夫だが起きていたので見ることにした。

 NHKの日曜美術館も見た。京都・神護寺を訪ねて、国宝の仏像や曼荼羅などを紹介している。奥深い山のなかの寺院で、街中にある寺院とは趣が異なり、魅かれるものがあった。

 この番組が終わると予約していたBSプレミアムのメジャーリーグの試合に、自動的に画面が変わった。ドジャースとアスレチックスの試合である。大谷翔平選手は昨日、32号スリーランかツーランを打ったが、最近バッティングの調子を落としていて、チームも三連敗している。

 大谷選手のなんとかチームの勝利に貢献しようとする姿勢に感動した。なにしろ、故障者が多いみたいで、1番大谷選手、2番のフリーマン選手は休場、もともと一番だったベッキー選手もまだ故障から復帰していない。大谷選手の肩に重くなんとかしないと、という思いがかかりすぎないように願うばかりだ。

 だが、大谷選手の1試合3盗塁という気持ちのこもった活躍が功を奏したのか、大差でアスレチックスに勝利した。とてもいい気分で8月最初の日曜日が始まった。

 この気分のままに、パソコンに向かい、「2024年8」という」というファイルを作って、8月に入ってから詠んだ短歌を入力した。これはいいと言う歌はなかなか作れず、反省ばかりの歌が多いが、ヒットを少ないながらも重ねるうちにホームランを打てることもあるだろうと前向きにとらえている。願わくは大谷選手の場外ホームラン級の歌を詠いたい。むりむりという声が内からするが、無視することに。

 少し前に岡山市に住む知人がその方が編集人を務めている同人誌を送ってきてくれたが、その感想などを数日前から書き始めてそのままになっていた。

 今日はワードで書いたその続きを入力し、書き終えたものをメールに添付して送った。スマホのメッセージで送ったことを念のため知らせた。

 わりとすぐ、先方からもメールに添付したお手紙がきて、地域の集まりの委員を引き受けているものが複数あり、好きで続けているコーラスや卓球などの趣味も複数あり、予定をこなすのに大変な日々と書いてあった。そのなかで同人誌の編集人を務めて、もちろんご自分の短歌を詠んでいらっしゃる。

 手紙に書かなかったが、知人の短歌を読むとどこか上滑り感があって、長年蓄えた歌の技術は冴えているがどこか物足りなさを感じた。多忙で時間的、気持ち的な余裕が少ないという背景のためなのだろうかと思った。

 人との定期的な交わり、関りが苦手な方で、短歌の結社というグループに属することにもどこか後ずさりしてしまう、こんなわたしとほぼ真反対の生活をなさっているのが知人のようだ。

 もちろん、好きな友だちとは定期的に関わっているのだが、あまり近づきすぎるのは苦手である。と言って好きな人と疎遠になるのも耐え難い(と思うがほんとうのところはどうだろう)。