朝は曇りでほとんど降っていなかった雨が夕方近くになり雨足が強くなった。
お昼前にコンビニに行ったときは傘が必要なかった。
午前中、玄関の呼び鈴が鳴ったので出るとお隣の奥さんだった。ちょっと前に回覧板を持ってきてくれたが区報をまとめてご自宅の中に落としてしまったことに気づき、どうしたらいいかと電話で相談をされた。夜になってからだったのでわたしが取りに行き、他の人に持って行きますと引き受けた。これがうれしかったと言って、ワインを持ってきてくれた。
できることならなんでもしてあげられるので、お礼をいただくのは恐縮である。これからはあまり気になさらないでくださいと言って受け取った。
昨夜、寝付くのがいつもより遅く、起きた時間はいつも通りでやや寝不足のためか、午後はなんとなく眠くなった。
夕方近く、炬燵に横になるといつのまにか眠ったようだ。そんなに長い時間ではない。目覚めて眠っていたことに気づいた。
新聞の朝刊で読み知っていたがテレビで２３年前の今日、阪神大震災が起こったことをあらためて映像で見て、当時を思い出した。
あの頃はこの家に住んでいなく、週末だけ家に帰ってきた。月曜の朝はこの家にいたので地震は月曜の朝だったのだろう。この家の居間でテレビを見たのを覚えている。テレビに流れるのは地震後の神戸の衝撃的な光景だった。母は当時７９歳だったが小学生のころ、関東大震災を経験している。母にとって大地震はそれ以来のことだと思う。どんな思いでテレビを見ていたのか，いまになっては聞くこともできない。
母は神戸大震災が起こる前年の１月は入院していて開腹手術を受け、地震のときは退院して１年にもなっていなかった。地震から１週間くらい前に隣に住む叔母（母の姉）が他界している。
柴犬レオが家に来るのは２年後のことだ。
口おおひ白ヘルメット背にリュック早朝の街を自転車がゆく
ささやかな手助けを喜びくれし隣人に白ワインいただく
