雲が多いが晴れて暖かい。最寄りの駅まで歩くと汗ばんできた。
今日は東急線・武蔵小杉駅近くの市民会館で歌会が開かれる。いつもは参加するだけだが今日は歌会の司会を務めるので少し早めに行った。と言っても10分前に着いた。
提出された歌は28首あり、歌会の参加者は10人。参加者はいつもと同じ人数だが歌の数はいつもより多く、司会をしていて時間配分が難しかった。
午後1時から4時までの3時間で収めるようにするが、今日は前半だけで2時間近くかかった。後半は急ぎ足になった。
いつもの歌会では自分の感じたことや意見などをあるていど言えるのだが今日はほとんど言えなかった。時間が押しているため、参加している人たちを優先し、わたしは司会に徹した感がある。司会は他の人に任せて、言いたいことを言っているほうがどんなにらくかと思い知った。ただ、歌会には集中できる。無駄なおしゃべりをするよゆうがなく、勉強になるかも。いや、無駄なおしゃべりこそ気持ちを豊かにしてくれる。無駄なようで無駄ではないのだ。
そういうわけでいつもより疲れた。わたしが出した歌は先生にダメだしされた。ひとつの歌は発想は斬新だが、ことばが生きていないと。あいまいなことばに逃げてしまった。もう一つの歌もかんばしくなかった。
出した2首の歌は
どんぐりは親の木越えむ野心もちとりあへず土に転がっている
眠れぬ夜に馬場あき子を読みはじめふしどに睡魔を待ちていたり
今日作った歌を2首
思うこと話せぬ歌会終へ仰ぐ四分の一の顔の月影を
満月でさえ半分は隠れゐる月なりわれも人もそんなもの