夾竹桃の剪定、花の植え付け、柿の落葉掃除

 朝から晴れてそんなに寒くなく庭仕事がはかどった。
 昨日は二日続いての外出で疲れが少し出て、自室でごろごろ過ごす時間が長かった。
 今日はほとんど庭で一日を過ごした。
 朝はまず玄関わきの紅梅の徒長した枝を高枝はさみで切った。上を向いて作業するのであまり長く続けられない。何本か切りたい枝を残して終わりにした。
 次は上を向かないでできる作業なので夾竹桃の剪定をした。元気に伸びた太い枝をなるべく低いところで鋸で切った。夾竹桃は成長が早いためか、枝の密度がなく切りやすい。手首ほどの太さの枝を何本も切った。数本目を切っている時に友だちが庭に入ってきて声をかけた。家の前の道を歩いていたら枝が揺れているのでわたしがいるのかなと思ったそうだ。伐る途中の枝はそのままにして友だちと少し話した。犬の散歩を兼ね郵便局まで投かんにいくところとのこと。いっしょにポストまで行き、そこで別れた。
 いったん家に入り少し休んでまた夾竹桃の剪定を続け、大小10本ほど切った。切った枝をさらに短くし、ひとつ束ねて昼休みにした。
 昼食後は切った枝の始末を全部すませた後、少し休憩。その後は鉢植えの古い土の乾かすためにひろげたり、スノーポールやビオラの花苗、種から育てたニゲラの小苗を植えた。さら玄関脇の小さな花壇にプリムラを三つ植えた。
 その後は柿の落葉の掃除をして、庭隅の穴に入れたり、ゴミ袋に入れた。
 庭仕事を終え、4時少し前からブログを書いている。空に厚い雲がかかりはじめたが雨は降らないのだろうか。

 朝のテレビで島根県の福祉会が開いたイベント(収穫祭)会場に暴走してきた馬とその世話をしている女性を見た。馬はラヴちゃんという名で9歳の牝馬、とてもおだやかな表情だ。女性はいつもはおとなしい性格と語った。だが当日はイベント会場から少し離れたところで木の枝につながれていて、その枝が折れてしまい、折れた音に驚き馬が走ると枝も後ろから付いてくるのでさらにパニックになったのではないかと語った。女性は涙を浮かべていた。馬は何の不安もなくおだやかな目をしていてそのことが哀しくなった。
 世話していた女性にもこの馬にも落ち度はない。どんなおとなしい人間だって、自分に脅威になるものに対しておとなしいままでいられるだろうか。叫んだり助けを呼んだり逃げたりするにちがいない。それは生きている物の当然の反応。
 ラヴちゃんと世話係りの女性が今まで通りの生活ができるように強く願ってやまない。遠くから祈っています。

老柴犬家に待ちたる昼飯を期待しをるや足どり軽し

薄紙のやうな影を揺らして葉をもれる秋の陽部屋に入りくる

スカイツリーの高さの雲の下東京のビル影絵となり林立す

ものみなうまくゆくがに冷たき雨昼より止みて空うつくしき

木の揺れるを見友が声かけくれるきょうちくとうを剪つてをれば

暴走せし馬ラヴちやんを守りてやりたいがわれは無力

愛犬とおなじやうな目をしたる馬忍従の命をいとしむ


夾竹桃の枝を切ったら陽の通りがよくなった

太い枝を短く切る作業がいちばん大変

三つに束ねた夾竹桃の剪定枝

10本ほど切ったのですっきりとした
これだけ切っても夏になると驚くほど繁る性質の強い木だ


玄関脇、紅梅のそばに花壇がありそこにプリムラを植えた
父がまだ生きていた頃、自分で手入れするのが大変になり、
わたしにこの花壇に自由に植えていいと言った 
今は庭のすべてがわたしの自由になるといえるが
ぜんぶを手入れしなくてはいけないので
とても大変
庭の手入れが負担になってきた父の晩年を思い出す
草むしりはどんな小さな草もきれいに取らないと気がすまないだったが
2007年は草が繁り荒れ放題になっていた