八月は全体的に庭で見かける鳥の数が少なかったが今日は鵯(ひよどり)の若鳥がやってきた。
なぜ若鳥と思ったかというと、すべてに幼げなぎこちない動きと羽根の色がきれいだがまだ定まっていないような感じだった。桃の木の細い枝にとまり、風でからだをゆらしながらえさを探している様子だった。
桃の木から梅の木に移り、葉っぱに付いている蝉のぬけがらにくちばしをのばし咥え、食べれないと知るとぺっと捨てた。食べ物は見つからないようでどこかに飛び去ったがしばらくしてこんどは柿の木にやってきた。柿の木の茂る葉の中に消えたのでこれ以上は追いかけられなかった。鳴き方もどこか幼かった。ネットで調べると3月から9月が繁殖期とあるのでたぶん若鳥だと思う。この近くにある巣から飛んできたのだろう。巣だってすぐは巣からあまり離れないと書いてあるので。
今日はある短歌会に応募する短歌をあれこれ考えていた。あまり時間をかけ過ぎるとかえってこちこちに固まった変な歌になることもあるし、時間をかけているうちにひらめくこともある。楽しみながら歌を詠むようにしていい歌ができればいいのだが。自分がいいと思ったら、その自分の感覚を信じるしかない。
風に揺るる庭の草木のいやしにも見へ拒絶にも見ゆる
弓なりの列島に向かふミサイル無防備にしてもろき島国
朝の画面にJアラートふいにあり極東の島国を意識す
外壁を二度よぎりゆく黒き影わが胸にあざのごとく残りたり
愛犬と半覚半睡のいっときゆるやかな坂のぼりていたり
桃の枝細枝にとまりぐらぐらとしたるはひよのわかどりなり
くわへたる蝉のぬけがら食えぬとぺっと捨てたりひよのわかどり
桃の木にわかどりのひよとまりたり迷彩のやうな色の胸毛なり
花壇にやってきたとんぼ
写真をもとに種類を調べるつもり
目玉が緑色なのでシオカラトンボの雌