老犬ももこの健康診断

 保護犬だった老犬ももこはこの家に来た時から腎機能が衰えていた。
 獣医師によると、ももこの腎臓は四分の一の機能しか働いていなく、一度失った機能は元に戻らないがこれ以上悪くなるのを遅らせるしか方法がないとのことだった。
 ももこの腎機能がどのていどなのかチェックしたくて、血液検査と尿検査、検便がセットになった健康診断を受けることにした。
 ももこを車に乗せて、病院の診療時間が始まる前に到着。すでに病院は開いていて、二人の飼い主さんが診察待ちをしていた。
 検査は思ったより早く済んだ。血液検査の結果は腎機能以外は問題がなかった。腎機能を表すBUNはノーマルが7〜27で、ももこは49㎎/dl。クレアチニンはノーマルが0,5〜1,8で、ももこは2,0㎎/dl。軽度だが貧血も見られる。貧血は昨年の6月に検査した時より良くない。
 BUNは昨年6月が39だからこちらも良くない。クレアチニンは昨年6月が2,4だから今回のほうが良くなっている。
 一喜一憂しても仕方ないが、腎機能は少しづつ衰えているようだ。
 獣医師さんから週一回程度の点滴をすすめられた。身体に多くの水分を入れて、腎臓の解毒作用を助けるとのこと。昨年5月にも点液を勧められたが、食事を気を付けて様子を見たいとことわった。今回も現在の状態を食事や水分摂取の管理などで維持していきたいと伝え、点滴治療をことわった。
 慢性腎臓病の愛犬を持った知り合いの飼い主さんを見ているのでよくわかるが、一度点滴治療をすると死ぬまで続けるしかなくなる。病院に通い週に一度の血液検査と点滴を続けるのはわたしの体力的に無理であるし、ももこにとっても負担になるにちがいない。
 治療しなくても負担かもしれないが、食事を美味しく食べて適度に運動をして、安定した睡眠が得られる状態が続くならば治療より家での食事管理や水分摂取の管理を続けて様子をみたい。

動物病院のももこ
昨年、病院に行ったときは落ち着かなくて待合室を歩き回っていたが
今日は床に座っていた