早朝目が覚めたら、激しい雨音が聞こえ、ときおり雷鳴が轟いた。これが予報で言っていた爆弾低気圧か。
かたわらで老犬ももこは眠っていて起きる気配がなく、少し安心した。目を覚ますとすぐトイレに行きたがるのでこの雨ではとても出せないと思ったから。
激しい雨は長く続かず、音がしなくなったらももこが目を覚ました。いいタイミングだった。
昨日から10月になった。夏の余韻は薄れて、これからは秋深まるばかり。今年もあと3ヶ月。老犬ももこが家に来たのが3月13日だから半年以上たった。当初よりは気心もしれてきた。ももこの年齢を考えるとどこまで続くかわからないこの生活だが、1日1日を大切に生きていくしかないだろう。未来は神様にもわからない。
数日前にまいたアグロステンマの種から細い薄緑色の茎が立ち上がってきた。同じ日に蒔いたネモフィラとアイスランドポピーは何の変化もない。来春に向けて、この秋は5種類の草花の種を蒔いた。小さな種から芽が出て、葉が出て、少しづつ大きくなり、春になると命がほとばしり出るように花を咲かせてくれる。種から草花を育てることは大きな喜びである。
種を蒔いて芽が出た矢車草(左右)とニゲラ(真ん中)の鉢
矢車草は本葉が2〜3枚出てきた