老犬ももこと別の部屋で眠る

 雲が多く、ほとんど陽射しが出ない一日。エアコンも扇風機もなしで過ごした。
 老犬ももこは暑さが続いたためなのか、年のためなのか分からないがあまり調子がよくない。早朝の散歩は家の前の道路を行ったり来たりするだけにした。トイレは家の中でしないので外に出すが、庭の通路で用をたしたときは道路に出ないですぐ家に戻った。ももこに負担をかけないようにして様子を見るしかないようだ。
 ももこがこの家に来た当初は別々の部屋に眠っていたが、5か月あまり夜は同じ部屋で眠っていた。昨夜は別の部屋で眠った。ももこが夜トイレのために起きて、廊下におしっこをしたことがきっかけで、別々の部屋に眠るほうがいいのではないかと考えた。
 一昨夜、部屋のドアの外にたくさんのおしっこをしたももこだが、別に自分が寝ている場所から遠い所にしようと思ったわけではなかったようだ。後ろ足が弱いので、足場がいい所で用をたそうとする。その場所がたまたまジョイントマットを敷いた廊下であり、バスタオルも敷いてあったので滑りにくく、ちょうどよかったのだろう。新聞紙の上にトイレシートを敷くと足がすべり、足元がふらふらすることに今朝気付いた。
 昨夜のももこは居間の続きにある庭に面した広縁で眠ってもらった。片隅にタオルケットを折ったものを敷いて、その上にトイレシートを敷き、さらにバスタオルを敷いて、即席のベッドを作った。ベッド以外の場所は新聞紙を敷き詰め、その上にトイレシートを8〜9枚ほど敷いた。仏間ですやすや眠っていたももこを抱いて即席ベッドに寝かせたのでそのまま眠ったに違いない。
 今朝起きてすぐももこが眠る部屋を見に行くと、すでにももこは起きていてこちらのほうに向かって立っていた。足元にはくしゃくしゃになったトイレシートは数枚あり、そのうちの一枚が湿っていた。トイレシートの上におしっこをするのは、後足が開いてしまうももこには容易ではないようだ。
 昨夜、ももこがいない部屋でわたしが眠れたかというと、2回ほど目を覚ました。ただ、目を覚ましてもすぐ眠ることができた。ももこに起こされなくても目を覚ますことは変わりないのだが、どこかでそそうするのではないかという心配がないだけ眠りにつくのが早いのかもしれない。


今日の老犬ももこ
デジカメを向けると目をそらしてしまうので
真正面からの写真は撮りにくい

花壇に咲くミソハギ
花期が長く、7月中旬ころから咲いている

こちらも花期が長い百日草
暑さに負けず大きな花を次から次へと咲かせる