いただいたゴーヤを描いた

 朝方は雲が厚く空をおおって、その裂け目から青空がのぞいていた。時間が進むにつれて、青空が広がり、強い陽射しが照りつけた。大きなこぶしのような、大きなバゲットのような形の雲が青空を流れ、夏の空だなと眺めながら思った。
 夜の間に雨が降ったらしく、朝の庭木に滴が垂れ、道路が濡れている。早朝はわりあいと涼しかったが老犬ももこはあまり歩かない。家の前の道路を行ったり来たりして、用をたした。日中はももこは外に出ずに、トイレシートにおしっこをした。
 午後はエアコンを入れた居間で眠っているももこの横で、近所の奥さんからもらったゴーヤの絵を描いた。2本のうち1本は昨夜いただいたので、残りの1本を描いた。描く前にテーブルの上にころがしておいて、ゴーヤとはどんなものなのだろうと観察した。表面の凹凸がおもしろく、緑色がきれいだ。実の曲がり具合も味がある。
 いざ描いてみるとなかなか難しい。
 老犬ももこのそばでスケッチブックを広げスケッチして、水入れを置いて水彩色絵具で彩色した。描き上げる間、眠り続けるももこ。