午前中は雨降りから解放されたが，どんよりとした曇り。室内の湿度計は８５％を示す。洗濯ものがほとんど乾かない。部屋干した洗濯物は濡れてはいないが湿気を含んでいる。
昨夜は10時頃眠りにつき、1時頃目が覚めた。たいていは目が覚めてもすぐ眠れるのだが昨夜は目が冴えてしまった。かたわらには老犬ももこが眠っている。同じ部屋でわたしが眠れず動き回るとももこの眠りを妨げると思い、起きて居間に行った。
珍しいことだが夜中のテレビをつけた。イブ・サンローランの生涯をアーカイブで放映していた。その後は、古いアメリカ映画の「グッバイ・ガール」を観た。若い頃のリチャード・ドレファスが出演している。一度見たことがある映画で、ところどころの場面が記憶に残っていた。途中まで見て眠くなり、自室に戻って眠ったが5時前にももこに起こされた。眠くて起きたくなかったが、ももこはトイレに行きたいだろうと思い、何とか起きた。
ももこと外に出て、ごく短い散歩をして、家に帰り朝ごはんを作って食べさせた。眠っているときに起こされたので調子が悪い。そんなわけで午前中は2時間ほど眠ってしまった。
お昼前に目が覚め横たわったままでいると、玄関のチャイムが聞こえ、応対に出ると思いがけない人だった。一昨年、柴犬レオが亡くなった後、短歌の歌会に参加するようになったのだが、そのきっかけをつくってくれた方の娘さんだった。その方は今年90歳になるとのことでデイケアサービスに週一回通うなど元気に過ごしているようだが、もう歌会に出る気持ちはないらしい。一昨年はまだ参加されていて自宅が近いので数回いっしょにでかけたことがあった。自分の母親といってもいい年齢のその方とタクシーや電車を乗り継いで原宿まででかけたことをなつかしく思い出した。もう二度とないからこそ、いい思い出として残っている。16年余り生き共に生活したレオが亡くなり、わたしがあの頃どんな気持ちで過ごしていたか。そんなことも振り返った。
老犬ももこのこの写真は昨日撮ったもの
スケッチをしていたとき撮った
