初夏の陽気の日、明治神宮歌会へ

 朝も冷え込むことなく、日中は気温が上がって初夏の陽気となった。
 昨夜は行くかどうか迷っていたが朝起きると行けそうな気がして、月に一回開かれる明治神宮歌会へでかけた。途中、投票所に寄り、投票もした。
 推定年齢12歳だが実際はもっと年をとっていそうな、わたしの可愛い愛犬ももこ。今日は7時間近くの長い留守番になるので大丈夫だろうかと心配したが、結論から言うとちゃんと留守番をこなしてくれた。朝9時過ぎに散歩をして、おしっこをさせて、あとは夕方帰るまでなんとかしてもらおうとでかけた。
 歌会の講師を務められたのは、岡野弘彦氏でこの先生の時は出席したいという人が多い。わたしにとってはどちらかというと苦手な先生だったが、今日はその苦手感が消え、平らな気持ちで先生の講話や歌の講評に耳を傾けることができた。
 4月の歌会の当座は「桜(さくら)」。
 こんな歌を詠んでみた。

 ポケットを裏返したれば花びらがさくら吹雪の街かど歩く
 満開の桜並木の下なれば君と語りたし他愛なきこと
 窓辺にも花びら一枚春からの粋な便りを受け取る思い
 あの花は夢幻(ゆめまぼろし)かさくらしべ庭土おおう季節となりぬ

 今日の歌会はひと月ぶりの外出となった。3月末の歌会以来のことで、4月は風邪をこじらせてなかなか治らず、出かける気力体力がなかった。ようやく体調が整ってきた感じがあるが無理はしないつもり。
 ももこにはお留守番を頼むことがこの一か月よりは多くなるかもしれないが、よろしくお願いしますね。



大輪のクレマチスが咲き始めた
わが家には6種のクレマチスがあるが、いちばん最初に手に入れたもので
これだけが名前がわからない