卒業の春

 陽射しが降りそそぎ、昨日ほどではないが気温が上がり、過ごしやすい。土曜日は真冬に逆戻りという予報が出ている。3月は冬から春へ、春から冬へ行きつ戻りつして季節が進んでいく。
 ときどき訪れる特別支援学校の中にあるカフェに足を運んだ。授業の一環として先生の指導を受けながら、生徒さんたちが接客や飲み物を作る作業をしている。カフェで授業を受ける何名かの生徒さんは三年生なので、この春、学校を卒業する。ときどき顔を合わして、二言三言ことばをかわすだけのこどもたちだが、卒業後の就職先は決まっているのだろうか。気になるところである。適材適所があるので、生徒さんのそれぞれの適性に合った職場が見つかるといいと思っている。
 4月になり顔見知りになったこどもたちの何人かと会えなくなるのは寂しいが、良い門出を祈っています。
 家の前の道路で姪のこどもやその友だちがサッカーボールで遊んでいる。今までは庭にボールが入って、庭木を折ったり、植木鉢を倒さないかと気をもむ一方だったが、今日はサッカーボールが目の前に転がってきたので思わず足が出た。軽く蹴ってボールを返したが、門扉にぶつかり、いつも注意しているのにわたしが同じことをしていると思い、内心苦笑いをした。

駐車場横に植えた沈丁花が光を浴びて嬉しそう


クリスマスローズも春を喜ぶ風情


青色のビオラや赤いプリムラと寄せ植えした球根が葉を伸ばし、若緑色に輝く


ひとつだけ紅い八重の椿が咲いた