お昼過ぎまで陽射しがいっぱい

 朝から晴れて風もあまりない。春の気配が感じられる陽射しがお昼過ぎまで降り注いだ。陽だまりができる庭に面した広縁や縁側は、太陽のエネルギーでぽかぽかとあたたかい。光の恵みがまどろみを誘う。
 午後の時間が進み、ふと気づくと、雲が空を覆うようになり日が陰った。この季節、太陽の光があるのとないのとでは大違い。魔法がとけたみたいな気持ちになった。
 腰の痛みはなくなったが大事をとって今日も庭仕事はお休みにした。燃えるゴミの回収日なので、庭や駐車場の掃除はした。枯葉はまだ庭のあちこちに残っているが、朝早い時間は地面が凍っていて、葉っぱも凍り付いて掃けないところが多い。駐車場横に植えた2株の沈丁花は、葉っぱのしずくが氷となって張りついている。凍えた葉っぱは、葉色がくすみ蒼褪めた顔つきをしている。たくさんついたつぼみがふくらんで、春はもうすぐという時の試練を耐えている沈丁花。氷の付いた葉っぱにそっと触れてみた。

花が咲き進む紅梅の盆栽

金柑の実が少しだけなっている

薄いピンク色の花が咲く雪柳もぎっしりとつぼみをつけている