命日

 1月12日は7年前に他界した母の命日。朝の冷え込みはそんなに強くないが風が強く冷たい。7年前の朝は霧雨が降っていたと記憶している。
 お昼前、弟が墓参用の花束を持って家を訪れたので、いっしょにお寺まで行った。昨日、お墓に足を運び、古い花を捨てておいた。花立に新しい花をお供えすると、母の命日であることが身に沁みた。弟はもう5年になるのかと見当違いなことを言う。7年になるよと訂正。弟がお墓参りをするのは年に一度、母の命日だけだが母はきっとどこかで喜んでるような気がする。
 二人で家に帰り、また弟は母が亡くなって5年と言ったのでまた訂正した。7年かと弟。お父さんは2月2日に亡くなって4年目になるよ。弟はレオはもう2年か、と。そう、今年の6月15日で2年になる。気持ちが明るくなる会話ではないが、1年に一度くらい亡くなった家族のことを話して、どれだけの歳月が過ぎたのかを心の中でかみしめるのもいい。
 午後は冷たい風の中、昨日スケッチした椿の彩色にとりかかった。葉っぱの色、枝の色、若芽の色を確かめ、パレットで色を作り、薄く色をつけた。椿の葉の固くてつやつやした、盛り上がるような質感をどう出せばいいのか、考えながら色を塗っているがどうしたらいいか。思いついた方法を試してみるしかない。
 テレビでアジアカップ第一線を見ながらこれを書いている。前半早い時間に遠藤選手が先制点を決めた。
 午前中、弟が来る前のことだが、わたしと柴犬レオのの部屋の鍵が壊れて開かなくなった。わたしは部屋の外にいたので入れなくなった。パソコンが部屋の中にあるのでこういう場合の応急処置をインターネットで検索したいがそれもできない。とりあえずドライバーを持ってきて、ドアノブをはずしたがどうにもできない。なんとか部屋に入れないか外から硝子戸を動かしたら思いがけなく開いた。洗濯を干した時に開けて閉めるのを忘れたようだ。外から部屋に入り、パソコンで検索すると2つほど方法があり、どちらも試した。ユーチューブにアップロードされた方法で、開けることが出来た。ナイフを扉の隙間に射しこみ、柱側に入って動かない所をごしごしすると引っ込んでくれた。ドアノブは交換しないと使えないだろう。ドアノブを回しても全く動かないから。


玄関わきの紅梅が数輪咲き始めた


こちらは乙女椿
一本の木に2つ3つほど咲いている
早く咲く椿はなんとな可哀そうな気持ちになる
この寒いのに・・・・・・・