一日遅れの月命日の墓参

 9月に入り、だいぶ過ごしやすくなった。最高気温も30℃に届かず、8月の真夏日が遠ざかった感じ。
 昨夜はあまり眠れなかったせいか、お昼前からお昼過ぎまで昼寝をした。真昼に眠ると、体内のリズムが崩れるような気がする。起きても現実感が薄れている。
 遅めのお昼ご飯を食べてやっと調子が出て来た。近くの八百屋さんに買い物に行き、果物やその店に置いてあった仏様用の花を買ってきた。いままでは車で花屋さんに行き、束売りの花をいくつか買って家に戻り、花束を作ってお墓参りに行くいという手間をかけてきた。だが今日はとてもそんな元気がなかった。
 仏様用の花束を半分に分け、庭の花も少し入れて二つの花束を作って、お寺まで歩いて行った。昨日、9月2日は父の月命日。ほんとうは昨日中に行きたかったが、用事があったので無理をすることないと今日にしたのである。
 9月初めの夕暮れ近くの墓地は閑散として、お墓の花も枯れているものが多い。わが家のお墓の花入れには水だけがたまっている。水を変え花を入れ、あまりお墓参りに来れなかったことを詫びた。いつもはレオの写真をバックに入れて持ってきて、レオも来たよと父母に話しかけるのだが、あいにく写真がなかったので、携帯に保存した写真を出した。レオは可愛いね?何回見ても可愛くてしようがない。こんなことを語りかけた。
 近くの商店街の花屋さんが店じまいすることや、小学校の同級生が家を売って地元を離れていくことなどを報告した。
 帰りに近所の床屋さんが一息入れるため店の外に出ていたので、しばらく立ち話をした。川沿いの道に2列の街灯が設置されているが、以前は商店街の明かりもあり、川沿いは夜でももっと明るかった。商店街の明かりが取り払われたので、行政のほうで街灯を新しく付けたがそれでも前に比べて暗くなった。床屋さんの前の橋のあるあたりがいちばん暗くなったので、冬になったらイルミネーションをつけて明るくすると話していた。
 川沿いの道は柴犬レオと昼夜問わずよく散歩したところ。夜になって暗くなった橋のあたりを見ると、寂しさがこみあげる。あの頃は街灯の明かりが照らしていることを意識していなかったが、暗くなるとその明るさがなつかしい。


大きなコンテナに、マリーゴールドナスタチューム
レモンバーベナを植えていたが、
ナスタチュームが枯れたので、トウガラシを植えた