陽射しがあたたかな日中、椿の絵を描いた

 朝は冷え込みが強かった。昨夜、メダカを飼っている水がめに畳表の覆いをしなかった。案の定、庭でいちばん寒い所に置いた水がめに薄氷が張っていた。駐車場の後ろにあたるところで、道路からの風がまともに入り、あたりの地面は凍って一部には霜柱が立っていた。
 日が昇り、気温が少し上がってから、水がめの氷がゆるんだので取って捨てた。中にいるはずのメダカは水面に上がってくることなく、生き物の気配がない。きっと、寒いのでじっとしているにちがいない。
お昼近くになると陽射しのあたたかさが感じられるようになったので、咲いている花をスケッチしようと、葉書サイズの紙と小型のスケッチブック、鉛筆、サインペンを持って庭に出た。
 日あたりのいい場所に芽を出した青紫色のクロッカスが一つだけ咲き、つぼみが2つほどあるのを描いた。葉書サイズの紙に鉛筆で描いたが、出来上がりが気に入らなく、一輪だけ咲いている赤い椿を描こうと場所を移動した。こちらは小型のスケッチブックに描き始めた。花びらを2つ3つ描いたら、外の道路をわんこを連れた知り合いの奥さんが通りかかり、手を止めて駐車場に出て立ち話をした。今年に入って会うのは2回目で、1月に会ったときご自宅にお茶をご馳走になりに行く約束をしたが、パソコントラブルに見舞われ、行けなかった。
 あれから大雪が降った寒い2月が過ぎ、3月に入り、先方にもいろいろなことが起こったようだ。明日、(他の予定がなければ)お昼ごはんを食べにいらっしゃいと誘われたので、喜んで・・・・・と応えた。
 しばらく話した後、いっしょに目と鼻の先にある商店街の店に買い物に行き、家に帰ってからお昼頃より1時間ほどかけて椿の絵を描いた。


鉛筆でスケッチして、水彩色絵具で彩色した

絵を描いた椿の花の写真
少し日が陰ってから撮影(といっても2時過ぎ)

こちらは別の椿の花の写真
わが家は八重咲の椿しかないが、これは亡き父の好みで、
花らしい華やかな花が好きだった