スノーフレークのつぼみ

 昨夜は久しぶりにぐっすりと眠ることができた。1〜2週間ほど、3時間くらい眠ると目が覚め、数時間起きて二度寝をする日が続いた。このことも疲れがたまる原因のひとつだったのだろう。
 庭に出てメダカの水がめをチェックすると、氷は張っていなく、水底に3匹のメダカが見えた。昨日一匹のメダカを確認したが、三匹も生き延びていたと思うとうれしさと驚きがあった。この水がめで10匹ほどのメダカの死骸を見つけ、外に出したが、こんなにたくさんのメダカがいたのかと思った。せいぜい5〜6匹しかいないと思っていた。メダカが死んだのは、寒さだけでなく、栄養不足があったかもしれない。そういえば餌をやってもすぐ無くなることが多かった。もう少し気を付けてやればよかった。
 霜で傷められた草花が多い花壇に、うれしい驚きがあった。一昨年末に植えたスノーフレークの球根が二度目の春を迎えられそうだから。忘れな草ムスカリなどが押し合い圧し合いする間から、スノーフレークはがんばって芽を伸ばし、小さな白いつぼみをつけていた。柴犬のレオがいたときに植えた球根がこうして命をつないで花を咲かせることがとりわけうれしい。
 もうひとつうれしいことがあった。浜松の友だちに電話をしようと思ったが、電話番号をどこに書いたか思い出せず、古い手帳や古い年賀はがきをあちこちから引っ張り出して探していた。そのとき、思いがけず昔リバーサルフィルムで撮影した時のポジを見つけた。わが家の今は駐車場になっているところに10年くらい前まで小さな平屋の家が建っていたが、その家を取り壊す前に家の前で撮影したレオとわたしのツーショット写真が何枚か出てきた。その家はこどものころ住んだ思い出がいっぱいの家で、写真の中のレオとわたしは信じられないほど(?)若い。抱きかかえられたレオは甘えた顔をしている。ただ、レオに顔を寄せてほおずりしている写真は、迷惑そうに顔をそらしているのがおもしろい。
 いくら探しても出てこない友だちの電話番号は、もしかしたら、と携帯電話のアドレスを開いたらあった。なんですぐ携帯電話を見なかったのか、我ながら頭を傾げてしまう。思考回路がアナログ指向なのだろうか。


一昨年、球根を数個植え、翌年春には数個の花を咲かせた
その球根が年を越して、またつぼみをつけてくれた