退屈しのぎ?

 今日もまた梅雨の晴れ間。けっこう涼しく、長袖がちょうどいい。
 老犬レオは昨日は午後6時ころ、てんかんの薬を飲んだ。本格的に寝たのは11時半ころだが朝は4時半ころに起きた。部屋を歩き回っている気配にわたしも目を覚まし、眠くてたまらなかったが少し時間をかけて起きた。こういうときは、レオはおしっこをしたい状態なので、2〜3時間待って、とは言えないから。
 外に出て、この季節でよかったとつくづく思った。真冬だったら、まだ真っ暗。眠くって、暗くって、寒いの三重苦(?)。
 ゆっくりあちこち歩きながら、1時間くらいかけて大小の用を足した。その後は朝ごはんも食べず、また寝てしまった。わたしは寝る気にはならず、一日を始めた。
 結局、レオがごはんを食べたのは11時半ころ。その後しばらくしてまた眠って、1時間半くらいで起きたので、外に連れ出した。
 いつもの用水路のサクラ並木の下、木漏れ日の中をレオを歩かせ、わたしは縁石に座って休んでいた。そこに、菩提寺の住職さんが通りかかり、しばらく話した。父の介護の後、こんどは老犬の面倒だね、みたいな話になった。でも、いい退屈しのぎにもなるし・・・・・。住職さんはわたしがレオの世話をしていることをこう言った。なるほど。退屈しのぎ。そうかもしれない。レオは長生きして、わたしが父母の亡き後、退屈しないよう(あれこれ考える暇がないよう)、してくれているのかもしれない。
 そう思ったら、気持ちが軽くなった。住職さんは、でも大変でしょう、とも言った。大変さを知っている。でも退屈しのぎになる、と言った。そう思えば、大変さが別の意味を持ち始めるような気になった。
 柴犬は性格的に頑固なところがあって(レオだけかもしれないが)、独立心が強く、プライドが高く、つきあいにくところがある。だがこれを割引いても、賢くって(いろんなことの察しがいい)、かわいくって(べたべた甘えないが実は甘えたいタイプ)、我慢強く(わたしには想像ができないほど)、がんばり屋。
 こういう柴犬レオといっしょに暮らしているのだから、もっともっと楽しみたいと思った。


朝ごはんを食べた後のレオ。段ボールを食器をのせる台に使っているが、そのすぐ側にペたっと座った。
段ボールのまわりは洗えるマットやチラシを敷いてある。最近、食器を引っくり返すようになったので。


午前中、レオが寝ている間にホームセンターに行き、高枝剪定鋏を買ってきた


高枝剪定鋏で梅の木の枝を剪定していると、庭を歩いていたレオが、枝がいっぱいの通路で横になった