8か月ぶりにレオをシャンプー

 梅雨の晴れ間のさわやかな天気。老犬レオは珍しく早朝5時に起きて、散歩にでかけた。昨日は抗てんかん剤を一日に2回飲んでいたが、それほどふらつきもなかった。朝ごはんを食べた後、ひと眠りしてまた起きた後、二度目の散歩に行ったがそのとき、シャンプーするなら今日しかないと思った。
 前にレオが全身シャンプーしたのは昨年の10月だった。8か月ぶり。その間、レオの体調がいまいちだったのと、寒い季節にシャンプ―するのは高齢犬に負担かもしれないとしなかった。
 今もレオの体調は不安定だが、このタイミングを逃したら、するときがなくなるかも、と思い、シャンプーした。犬用の固形石鹸をネットで買い求めてあったので、ぬるま湯につけて泡立てた。洗面器に多めに石鹸を泡だてたものを用意し、それからシャワーで全身をぬらし、泡だてたものをかけた。さらに石鹸を直接、毛につけて地肌をマッサージするようにした。
 レオは最初はおとなしくしていたが、途中から泣きだし、逃げようとした。レオを抱きかかえるようにして、手で全身を洗った。あまり、長くなると負担になると思い、適当なところで切り上げた。手足をもっときれいにしたかったが、手足だけなら別に洗えるからいいと思った。
 シャワーで石鹸を洗い流し、ずぶぬれのレオを抱いて、バスタオルの上に立たせるとぶるぶるとした。2〜3回ぶるぶるさせた後、タオルで水分を拭き取ろうしたが、毛が厚いので無理。かなり、湿った状態のまま、外に出してふわふわ湧き出してくる毛を、すきとった。レオを抱くと、わたしの洋服が毛で真っ白になるほど、毛が抜ける!
 結局、3回にわけてブラシをして、やっと少し落ち着いた。
 シャンプー後、疲れて眠ったレオだが、次に起きた時発作を起こした。さらに夕方6時ころに起きた時も発作を起こしたので、薬を飲ませた。シャンプ―で疲れたことが発作につながったのだろうか。毛の湿りがなかなかとれないので、大丈夫だろうかと迷いつつ、6時ころドライヤーを使ったのはまずかった。ドライヤーの音がレオを刺激して、発作を起こしたように感じた。
 亡き父はレオがシャンプーすると、「洗うときれいになるね。ぜんぜん違う」といつも言っていた。その頃のレオは今よりも毛並みもいいし、体格もしっかりして元気だったので、きれいになったレオを見て、父は喜んだ。久しぶりにシャンプーしたレオを見て、そのときと比べようはないが、父の声が聞こえてくるような気がした。

駐車場の横で咲くアガパンサスも光をたっぷりあびて、うれしそう


シャンプーした後、廊下で眠っているレオをスケッチ