6月最後の日曜日

 曇って風が涼しく、過ごしやすい。昨日は老犬レオとごたごたがあり、かなり疲れてしまった。夜中や早朝にとつぜん起きて、部屋の中を歩き回り、わたしの顔を踏み越えていくので、起こされてしまう日が続いた。夜中、おしっこかなと思って外に出すと、違っていたり。忍耐力を試されるような毎日だった。
 そこで、眠る部屋を別にしたらどうだろうと思い、昨夜、試みたのだがあまりかんばしくなかった。3時ごろ(たまたま起きてしまった)、レオがいる部屋に様子を見に行ったら、部屋の隅に頭をうなだれてレオが立っていた。まさか、寝かせた11時ごろからずっとここで立っていたとは思えないが、かわいそうになり、抱いていつもの部屋に寝かしつけた。この時間に起きて歩き回ることが多いので、昨夜も最初は寝ていたが起きたのだと思うが、どの部屋に寝ていても気になるので同じかもしれないと思った。ただ、疲れ果てた時は別々の部屋で眠ったほうがいいと思うので、レオに慣れてもらうように折りを見て、試してみようかと思っている。
 そんなことがあった今日の朝、レオがなかなか起きないので、ひとりで近くの公園まで歩いた。古墳を囲むように造られた公園で、高台からの見晴らしがいいが今日は見晴らしのいい方には行かなかった。数年前までレオとよく行ったジャングルジムとブランコのある方に行き、ベンチで少し休んで帰ってきた。
 道すがら、よそのお宅の庭を眺めるのも楽しい。公園内では色とりどりの紫陽花がきれいだった。園内には今日行ったところから少し離れたところに、いろいろな種類を植えた紫陽花園が別にある。今回は行けなかったが、6月中にもう一度行ってみたくなった。
 小一時間で家に戻るとレオはまだ寝ていた。しばらくたって起きたレオをいつものように用水路沿いに連れて行き、好きに歩かせた。といってもくるくる回りながら少しずつ移動するだけだが。
 午後は2時過ぎに起きたレオを外に出し、庭をしばらく歩かせた。日中はなるべく起きている時間を長くしたいから、外に出すようにしているがいつもいつもというわけにはいかない。レオの世話はほどほどにしないといけないと思った。
 近所には18歳を超えたミニチュアダックスフンドを世話している人がいるが、話をしてあまり手がかからないのに驚いた。トイレは家の中でやり、夜中はまったく起きることがなく、朝は家人が起きると犬も起きる。家人がゴミ出しなどで外に出る時、犬が出たそうにしたときは家の前に出してやる。この家では人と犬は眠る部屋を別々にしているそうだ。この話を聞いて、昨夜、レオと眠る部屋を別にすることを試みたのである。
 もっと早くからそうしていれば、レオにもストレスではないだろうが、今からではどうだろうか。ただ、犬は何歳になっても学習能力はあると本で読んだことがあるので、新しいやり方を受け入れるのではないかとも思う。


鉢植えのアガパンサスが咲き始めた


こぼれ種で咲いた、ベニバナ。この色が好き


散策の途中、見つけたネジバナ


公園の紫陽花、この上に野草園がある

今日のレオ、用水路沿いで