外に行きたがる、レオ

 夕方5時ころから8時くらいまで、三回も老犬レオを外に連れ出した。一回目はいつもの夕方の散歩で小一時間くらい。といっても家の前にほとんどいた。2回目はわたしの食事が終わってすぐのタイミング。玄関の土間にどさっと降りて、外に出してほしいとアピールした。外に行くとわりとすぐおしっこをしたが、家の中に入りたがらない様子なので家の前を歩く。歩くといってもゆっくりと大回りでまわる感じ。もういいかなと家に入るが、5分もしないうちに土間に降りたので、わたしはイライラしながらも。またリードをつけて外に行った。だが夜の配達を頼んであるので、家の前から離れることができず、行ったり来たりして家の中に入った。ちょうどいいタイミングで郵便配達の人が来て、やれやれ。
 いったい、レオはなんでこうも外に出たがるのだろう。あと一回くらいは外に出してあげた方がいいかもしれない。
 夕方の散歩中に、レオの知り合いの犬が家の前を通った。久しぶりなので少し話した。4頭の黒いラブラドール・レトリバーだ。もう一頭、シェパードの女の子がいたはずなのでそのことを聞くと、昨年亡くなったと返ってきた。内臓の腫瘍で手術後に、梗塞を起こし、心停止したそうだ。手術をすると決めたのは飼い主さんなので、後悔していた。簡単な手術と獣医がいったので踏み切ったが、シェパードの8歳は小型犬と違って若くない、全身麻酔は負担だった、と
 手術をしないで、病気とともに暮らす方法もあったかもしれないが、思い切って手術をして直るなら、という気持ちで踏み切ったのだろう。
 わたしだったら、どうするだろう。やはり、犬の年齢によるだろう。今の年齢のレオには全身麻酔を必要とする検査、治療はぜったいしないが12、3歳くらいまでだったら迷ったに違いない。
 シェパードのSちゃん。健気な性格で犬柄のいいわんこだった。大型犬が嫌いなレオをかまってからかう、お茶目なところもあった。天国の原っぱでリードなしで走り回っているかな。