水難の日

 今日は朝からどたばたした。屋根つきの駐車場を掃除しようと、水道の蛇口に取り付けてあるホースを持ち上げたら、水がふきだした。ガァと音がしたが蛇口と水道管のつなぎ目が折れて、水道管から水が流れ出したのだ。止まらない水にパニックになりかけたが、6年ほど前にトイレから水があふれだし、そのとき、水道の元栓の締め方を教わったのを思い出し、すぐさま家の裏手に走った。地面の下にあるバルブをどちらに回せばいいのかわからず、回る方にめいっぱい止まるまで回したが、水はとまらない。その後、近所の建築屋さんに飛び込んだりしたが、助けは得られず、もういちど、バルブを反対方向に回し、水は止まった。家の中の水も止まったがしかたがない。あちこち走りまわり喉が渇いたので、買い置きのネラルウォーターでお湯をわかし、紅茶を入れて一息ついた。
 それから水道局や、そこから教えてもらったメンテナンスセンターに電話し、やっと午前中すぐ来てくれる業者さんから連絡をもらえることに。朝早かったので、修理に来てくれるまで、3時間くらいあったが、その間、水が出ないのはなんて不便だろうとつくづく思った。手が汚れるたびに水道の水で洗いたいので、3時間の間に5〜6回蛇口をひねったが、水が出ないので、風呂場の水で洗ったりした。地震で水が出ないとき、どれほど不便だろうと思った。
 9時半ごろ業者さんが来て、30分くらいで修理はすんで、元通りの生活に戻ったが最低限、いざというときの飲み水は多めに用意しておこうと肝に銘じた。

 庭に訪れた野鳥の話しを少し。早めの朝の散歩の帰り、すももの木をあちこち移動している黒と白の横縞模様の小鳥を見かけた。木肌をつっついて虫を探しているようだ。その隣のモモの木にはヒヨドリが泰然としてとまっている。白と黒の横縞は奥の柿の木に移動して、ここでも盛んに木肌をつっついている。後で調べたら、小型のキツツキであるコゲラという鳥だった。玄関脇の満開の紅梅にはメジロがつがいでやってきたし、えさ台にはヒヨドリツグミ、調べても名前がわからない、グレーがかった赤みのある薄茶色の小鳥がやってきた。鳥たちはリンゴを半分くらい平らげ、メープルシロップをとかした水を飲んでいた。