2月もあと一日で終わり

 風が冷たい一日だったが、夕方庭に出て、春の気配を探した。玄関脇の紅梅は満開状態だし、紅梅にだいぶ遅れて開花した駐車場の後ろの白梅も愛らしい花を3〜4割咲かせている。’タヒチ’という品種のスイセンは10センチくらいのまっすぐな太い葉を伸ばしている。チューリップのかわいらしい葉やヒヤシンスの緑色の芽も、土からちょこっと顔を出している。遅咲きのクロッカスはたくさんの芽を3センチほど伸ばしている。
 一方、秋に植えたスイートアリッサムは、霜にやられて萎びて枯れている。厳冬を超え、元気に春を迎える草花もあるし、超えることができなかったものもある。もう少し季節が進んだら、いくつかの花苗は植えかえないとだめだな。鉄砲ユリの青々とした葉や、忘れな草の赤紫色を帯びた葉はなんども霜にあたって萎れていたのに、今は元気を取り戻している。枯れるのと枯れないのと、なにが違ってこうなったのだろう。
 2月はわたしの誕生月だが、ここ4年の間、正直言ってあまりいいことのない月だった。父は2回入院したがどちらも2月だったし、父の命日も2月。今年の2月はそこまでショックなことはなかったが、思いがけない出来事で落ち込んだりした。愛犬レオの調子が悪くおろおろしたが、食欲も戻ってきてほっとできたのはよかった。2月は春を迎える前の試練の月かもしれないな。

 庭に設けた野鳥のえさ台には、ヒヨドリだけでなく、いろいろな鳥が訪れた。雀くらいの大きさで、メジロでもなく、シジュウガラでもない小鳥が来たが、あれはなんだろう。ホオジロのような気もするが・・・・・。枝にリンゴをつきさしたごちそうは大人気だが、両端をカットした殻付きピーナッツを針金に通してネックレス状にしたものは見向きもされなかった。部屋に近い場所だからだろうか。
 日付が変わるころから東京は雪らしい。明日、目を覚ましたら雪景色。


スイセンタヒチ’の芽


思いがけなく咲いていたクリスマスローズ


短く剪定した白梅もたくさんの花が・・・・・・・