寒中見舞いその2

寒い日が続く。今夜から明日の朝にかけて、関東南部でも雪が降るという予報だ。
大学時代の友人から寒中見舞いの葉書が届いた。
きめ細やかな心遣いのあふれる文面に、彼女の人柄がにじみ出ている。
色とりどりの鳥が木に止まっているような、幻想的な絵の葉書を見て、心の琴線にふれるような感じがした。
誰の絵かなと思って確かめると、堀文子「鳥達の歌」2002年と印字されていた。
無知で恥ずかしいのだがこのときまで堀文子という日本画家を知らなくて、ネットで調べて初めて知った。
ある画廊のサイトで、絵葉書になった作品を見て、じわじわと深い感動に包まれた。
落ち葉をモチーフにした絵から目が離せなかった。
落ち葉一枚一枚の美しさを描いた、その優しさに打たれたから。
さまざまな花を描いた絵もすばらしい。特に、椿を描いた絵は大好きになった。
友だちから届けられた葉書「鳥達の歌」が心に語りかけてきたのは、まるでわが家の庭に集まる鳥達のように思えたからだ。
木や水辺ががあるといろいろな鳥が訪れる。
鳥達は木から木へと飛び交い、さえずり、そして飛び去る。
この絵のようにたくさんの鳥達が一堂に会することはないのだが、
鳥が訪れる庭には鳥達の歌が響く。
ただ、庭の一部をこわして駐車場にしたので、鳥達にとって前よりは落ち着ける庭ではなくなっただろう。
今回、移植した梅の木には鳥の巣が出来ていた。
鳥が巣作りをするほど、以前の庭は安心できる庭だったのかも・・・・・・・
確かに、父は木が好きで、たくさん植えたので、鳥達はこの庭を好んだのだろう。
庭は前ほど広くはないが、鳥達が訪れたくなるような工夫をしてみたくなった。
鳥達を呼ぶ庭の作り方、こんな方法があるよと教えてくれる方がいましたら、
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