春のような陽気、老犬ももこを洗った

 朝はふつうに寒かったが日が昇るとだんだん気温が上がった。
 最高気温が18℃になるという予報なので、老犬ももこのシャンプーをした。ももこがこの家に来てから、二か月に一度シャンプーしている。このペースでシャンプーするのは、ももこにもわたしにもぎりぎりで許せる範囲内で、月に一度はとても無理である。
 シャンプーの回数を重ねるごとにお互いに慣れてきた。今日はももこは抱いたまま犬用石けんをつけて洗った。抱いているとももこはとてもおとなしくしている。足腰が弱いので洗っているとき立たせるのは無理だし、例え立ててもかわいそう。10キログラムの赤ちゃんを洗っているような感じである。
 シャワーで石けん分を洗い流した後、ももこはブルブルすることなく、わたしに抱かれたまま。用意したタオルケットにももこを包んで滴る水滴を吸い取った。
 大寒の頃からももこの毛がほんの少し抜けるようになり、立春を過ぎた頃から抜ける量が多くなってきた。なだめつつドライヤーで乾かすと、ふわふわした毛が舞い上がる。低めの温度の熱風で乾かすのでなかなか水分がとれない。ご褒美にクッキーをあげながら時間をかけて乾かす。途中、2回くらい外に出してトイレをさせた。
 ももこを洗うたびに、ここまで来たかという思いがわいてくる。二か月に一度のペースがいつまで続くだろうか。
 毛並みがふわふわとした、きれいなももこを見て、ささやかな幸せを味わっている。

苦手なドライヤ―を抱くようにして眠る、ももこ
シャンプーをして疲れたのかも


霜が降りない紫陽花の下で咲くオキザリスの花
霜が降りる場所に植わっているオキザリス枯れてしまった