老犬よ、あなたは幸せですか

朝夕の散歩で年老いた犬がよちよち歩いていると、たいていの人はほほえましげな表情で見てくれる。中には声をかけてくれる人もいる。小学生はおとなしく、ゆっくりした足取りの犬に安心するらしく、なでたり顔を覗き込んだりする。
昨夕の散歩中に声をかけてきた人は自身も18歳になる柴犬を飼っていると話し始めた。夜は近所迷惑になるくらいの声でなくこともあるそうだ。ご主人は新しい犬を二匹買ってきて、そちらをかわいがっているが柴犬には邪険な態度をとるそうだ。臭いのが嫌らしい。といっても年をとれば犬だって、かなりよれよれになるのはしかたない。
その人は、多分一人で老犬の面倒を見ているのだろう。毛は薄くなり、食べても食べてもやせてしまう。かかりつけの医師はそう長くないというそうだが・・・・・・。
この老いたワンコがなるべくおだやかに過ごせるよう祈りたい気持ち。ただ、夜は一人(?)で台所に寝ているという。夜泣きはそのせいもあるかも、と言っている。年をとって、体が衰えてくるとやはり、犬だってそばに人がいるほうがいいだろう。
振り返り、わが老犬のことを考えると、いろいろなことが浮かんでくる。この続きはまた後にします。