季刊の短歌誌に詠草10首を送る

 午前中は陽ざしが出たがいつのまにか曇りになり、変わりやすい天気だった。

 朝方、友だちからラインをもらった。昨夜、わたしが送ったラインへの返事だ。ラインでやりとりすると長文になりそうなので、「今電話をしてもいいですか」とラインすると相手から電話がかかってきた。10分弱ほど電話で話したあと、また連絡しあうことを確認して電話を切った。

 4月末必着の季刊の短歌誌に送る短歌をあれこれ考えて、日中を過ごした。これでいいと思ってもどこか物足りない気持ちになって、決定稿とならない。

 あまりいじり過ぎると自分を見失いそうな気がして、午後遅めの時間にやっと決めることができた。

 同封する手紙を書いて、ワードの原稿用紙設定で入力、印刷した10首の短歌を速達で送った。開放感と疲労を感じたが、もうひとつやらなければいけないことを思い出した。昨日の歌会に出席しなかった人に、その人が提出した短歌についてみなさんの感想や意見を書いたものを送る仕事だ。

 疲れを感じつつ、A42枚にプリントした17首の短歌に昨日の歌会の内容を手短に書き入れた。昨日の歌会はいつもよりわたし自身が元気がなく、発言も少なかったし、あまりメモをとっていない。

 一筆箋を添えて、書き入れたA42枚を封筒に入れ(封筒は送り先の人が用意したもの)投函した。送ってから大事なことを書き忘れたことに気づいた。仕方がない、相手に届いたころを見計らって電話で伝えることにした。

 

天気が不安定な日、武蔵小杉の歌会へ

 今日は午後から武蔵小杉の歌会がある。

 朝は燃えるゴミを出し、陽ざしがあるので植木鉢を陽が当たるところに移動した。

 午前中は歌会の準備をした。

 早めの昼食をとり、身支度をして外に出ると家の前の道路が雨に濡れていたが降っていなかったので傘を持たずにでかけた。

 歌会の参加者は6名で、歌会の司会はわたしが務める。今回はみなさんが出した短歌が一定のレベルにあり、添削が必要のない作品が多かった。添削しようがない作品もあった(わたしの個人的な見解)。言いたいことをずらずら並べただけのような短歌。もう少し工夫が必要ではないだろうか。

 なんとなくわたしの調子がよくなく、いつもならもっと自分が思っていることをしっかりと伝えるのだが、今日はそうしなかった。

 歌会のあとは三人でいつもの店に行った。ここでもどちらかというと話を聞く方に回った。

 4月末必着の短歌雑誌に送る10首がまだ決まっていないのがこころにひっかかっているのかもしれない。送り先は九州の熊本市だが速達でおくるつもりなので28日投函でも間に合あうができれば明日投函したい。

 歌会を終えて中原市民館をあとにする時急に雨が降り出した。三人で店に入って話している間に雨は止んだ。家に帰るまで雨が降らずに家に着いたのはよかった。空の様子がまた雨が降りそうな感じで、急に降り出したら傘を持っていないので空を時々見ながら家までの15分余りの道のりを歩いたのである。

お昼近く、友だちが家に来た

 きれいな青空がひろがり、気温が上がって初夏の陽気となった。

 キラキラと輝くばかりの新緑が四月の青空に映える。

 お昼近く、ひと月ぶりくらいに友だちが家に来てくれた。最寄駅から自転車に乗って。

 窓を細目に開けて、部屋に風を通しながら話した。コロナ対策というより、風が気持ちいいからだ。

 友だちは椎間板ヘルニアの痛みでとても大変な状態で、通院と投薬をしながら、仕事をしている。夜、横になると腰の痛みだけでなく、かかとまで痛みがひろがり、薬を飲まないと眠らないという。手術を考えていると言ったが、手術を選択するつもりなら、その前に他の病院やクリニックでの診察を受け、セカンドオピニオンを聞いたほうがいいとアドバイスした。ほかの人からもそう言われたそうだが、本人はセカンドオピニオンのことはまったく考えていなかったそうだ。

 連休はからだを休めて、腰の状態が改善するかどうか確かめたいと言った。

 友だちは転職、結婚、二回の引っ越しをこの2年の間(コロナ禍が始まってからの2年だ)に経験し、心身ともにかなりの負担がかかったのではないか。話を聞くだけでも仕事はかなりハードである。

 暑くなったのでアイスティーを入れて、知人からいただいたお菓子をだした。1時間半ほど話して、次の予定があるからと帰った。いくら心配してもあまりわたしにできることはない。いい医者やクリニックを知っていればいいのだが、整形外科はかかったことがなく、詳しくない。

 おそめの昼食を食べたあと、先ほどの友だちと誕生日が同じ別の友だちにメールをした。その友だちがオリーブオイルを送ってくれたのでお礼のメールだ。時間があれば電話がほしいと書いたので、電話をくれた。30分ほど話して電話を切った。

 夕方近くになったが渋谷にでかけた。数日前に買ったイヤリングの金具が締められなくてすぐ落ちてしまいそうなので別のものに交換するためだ。店員さんによると金具の不具合ではなく、もともと金具は調整できないように作られているとのこと。わたしの耳たぶが薄いので落ちそうになってしまうとのことだ。

 不良品以外の買ったものの交換は受け付けていないが、わざわざ店まで来てくれたので例外的に交換に応じてくれると親切に言ってくれた。いくつかつけてみて気に入ったものに交換した。

 帰りは行きと同じ二子玉川に電車で移動し、駅近くのカフェに入った。最近、この店が気に入っていて、3回目である。街を行く人が眺められるお気に入りの席が空いていた。狭いところが苦手で、外へと開いた空間でないと息が詰まってくる。その点でもこの店は合格である。奥にもテーブル席があるがそちらは敬遠している。

 

はつなつの風とおる部屋きみがいてタイピンの銀色光りをり

 

 

こんな感じのカフェ

たっぷりのブレンドコーヒーで

柿若葉がきれいな庭

オオムラサキツツジが咲き始めた

青紫色のクレマチス

 

庭の花たちも移ろう

 まだ花の乏しい1月から時間が過ぎてもう4月になった。時間が過ぎる速さを思う。

 庭の花も次から次へと咲いては終わりを繰り返し、目の前を花たちが通り過ぎて行ったような、そんな感覚がある。

 朝方、まだ陽ざしがそんなに強くない時間は庭に出て、椿の花びらを掃き寄せたり、庭道の小草を抜いた。脚立に上り、高枝鋏を使って乙女椿の剪定もした。

 昼食後は3つの部屋、台所、広縁、廊下に掃除機をかけ、掘り炬燵の中にも掃除機をかけた。掘り炬燵の掃除をしながら、このまま炬燵をしまおうかどうか迷った。日中はすごく気温が上がって初夏のような暑さだったから。

 ただ、例年は5月に入ってから掘り炬燵をしまうので、迷ったが今日はしまわないことに決めた。

 掘り炬燵の掃除の途中に急に疲れて感じて、広縁に薄い敷物を敷き枕を持ってきて横になった。そのまましばらく眠ったようだ。庭の新緑がきれいで、目が覚めても横になったまましばらく眺めていたらまた眠ってしまった。あまり長くは眠らず目が覚めた。

 近所に買い物に行っただけでほとんど外出しない一日だった。

 夕方、歌人、永井陽子さんについて集めた資料を利用しやすくするために整理した。資料が増えるとどこにあるのか探すのに時間がかかり、スムーズに利用できない。集めた資料を読み直して全体を把握することの大切だ。

 

都忘れ(手前)、姫ウツギ(奥の白い花)

種子から育てたチドリソウが咲いた

矢車草が咲き始めた花壇

青紫色のクレマチスが咲いた、近くの花屋さんで小さな鉢植えを飼ってから17年あまりこの庭で咲き継いできた

鉢植えのガーベラも咲いた

オオムラサキツツジが満開に

鉢植えのナデシコ






 

 

「スコットランド国立美術館 美の巨匠たち」展に行く

 朝方は雨が残り、雨が止んでもしばらく曇り空だった。

 上野公園にある東京都美術館に行くため家を立た頃はまだ曇っていて、目黒駅かJR山手線に乗ったころは青空がひろがっていた。

 JR上野駅だ降りてほぼまっすぐ歩き、東京都美術館へ。2日前くらいに今日のチケットをウェブサイトで購入した。スマートフォンを見せて入館した。

 それほど混んでいなく、ゆったりと見ることができた。ほんとうはこの展示会の一つ前、ドレスデン国立美術館展にも行きたかったがいろいろあって(ワクチンの三回目接種など)来れなかった。これを反省して、行きたいときは行くべしと自分に言い聞かせた。行きたいと思ったその時、なるべく早く行くようにしたい。

 ルネサンスからバロック、グランドツアーの時代、19世紀の開拓者たちと15,6世紀から19世紀までの絵画の巨匠及びそれほど有名でない画家の作品も展示されている。 

 西洋美術史を本格的に勉強したわけでもなく、名前を知っている画家の作品にやはり目がいってしまう。 

 いちばん印象に残っているのはエル・グレコの「祝福するキリスト」の油絵である。エル・グレコの絵画はそんなに何点も見ているわけではないが、どの絵画もすぐこの画家の作品だとわかる。キリストの目線がわたしを見ているように思える。絵の正面に行けばもちろんわたしに目を向けているし、左に移動しても右に移動しても目線がついてくる。絵画のキリストは前を向いているのだがなぜ目線が動くように感じるのだろうか。

 ディエゴ・ベラスケスが18歳か19歳のときに描いた油絵「卵を料理する老婆」もよかった。ベラスケスはこの年齢でほぼ画家として完成形だったように思えた。鍋の中の目玉焼きのような卵がすごくリアルだ。

 ポール・ゴーガンの「三人のタヒチ人」はふたりの前を向いた女性の間に後ろ向きの男性が描かれ、寓意に満ちた絵である。

 クロード・モネの「エプト川沿いのポプラ並木」は白い雲がきれいな空と川べりのポプラ並木、雲や空、並木を映す川面が描かれて、こころが洗われるようなすがすがしい作品。風景の中に入っていきたい、そんな気持ちになった。

 1時間半余りに見終えることができた。快晴の青空のもと上野公園の新緑きれいなので美術館を出て、少し散歩した。不忍池まで歩きまだ戻ってきて、上野駅の改札を入り、駅中で軽く昼食を食べた。

 

 

ふたりの友だちと長電話をした

 朝から晴れて昨日よりは気温が上がった。昨夜は歌会のあとの緊張がほぐれなかったのか、夜なかなか寝付けなかった。眠れないとマイナーなことばかり考えてしまったがいつの間にか眠りについた。目が覚めたのは7時前で、すぐ起きた。

 寝不足感はあまりなく、眠れない時間に考えたマイナーなことが起きてからも頭にこびりついて離れなかった。だが時間とともにいつのまにか消えていった。

 お昼過ぎ、友だちにラインをした。外出中でこれから家に帰るところとのこと。一時中断し、友だちが帰宅してからラインを再開し、すぐライン電話に替えて話した。以前話した時は、大学病院でのひと月あまりの検査を終え(通いで)、不調の原因がわからないが薬を処方してもらったところまで聞いていた。

 その後、また不眠と動悸が続くようになり、かなりの数の医院やクリニックを転々としたそうだ。こんな医師がいるのかというようなユニークな医師の話も聞いた。現在、友だちが飲んでいる薬が良くないのでないかということになり、薬を段階的にやめていく治療をするべく、あるクリニックにかかった。その医師が提案する方法を聞いて、その方法で薬をやめられた人はいるのですか?と友だちが聞いたところ、まだ臨床例がないと答えたのでそのクリニックはやめたとのことだ。

 こんな話ばかり1時間20分ほどして、電話を終えた。

 終えてからおそめの昼食を作って食べ、食べ終わると電話がかかってきた。こちらは別の友だちからで、今月はじめに誕生日を迎えたので、お祝メールを送り、その返事で電話をすると伝えてきた。

 こちらの友だちは電話で話したのが2月の末だった。コロナウィルスの三回目のワクチンを友だちもわたしも終えたころで、友だちは副反応が直るのに10日かかったと言っていた。

 その後、また体調を崩し、それから大変だった。食欲がなくなり、いつもの半分くらいしか食べられない期間が3週間も続き、やせ細ってしまったそうだ。結局、胃カメラの検査や、心臓の検査などを行うことになったが検査では何の病変も見つからなかった。ただ、加齢により胃炎があると言われたそうだ。

 いまは食欲がもどったがなかなか体重はもとに戻らないとのこと。この友だちとは1時間40分ほど話した。

 2人の友だちとあわせて3時間ほど電話した。どちらも体調不良の話で、どちらもコロナウィルスの三回目のワクチンの後だった。友だちのひとりのほうは医師がコロナワクチンとの関係を疑う口調だったようだ。もうひとりの友だちは医師にはそう言われなかったが、ワクチンの後だったので自分で関連を疑い、四回目は受けないと言った。

 2人目の友だちとの電話を終え、庭に出た。日々、若葉がどんどん大きくなり庭が狭くなったようにさえ感じる。椿の剪定を急がなければと思い。剪定をしていない椿を軽く剪定した。

 今日は午前中、部屋の掃除をして、お昼ごろからラインと電話で半日が終わった。

蒲田で開かれる歌会へ行く

 朝方は小雨が降っていた。日中は曇りで雨は降らなかった。長袖3枚で過ごせる

気温だが、寒がりのわたしは軽いコートを一枚はおって、午後からの歌会にでかけた。

 歌会に提出された短歌はぜんぶで17首、参加者は15名で先生がおひとり。1時半から4時ころまで2時間半ほど休憩時間はなく、歌会が行われた。

 前回の歌会で見学に来た方が今回から参加して、歌会の平均年齢が少し若返った。

 歌会の前に先生が言われた。この歌会でみなさんが詠う短歌には変化がありますが、いつも同じような短歌を詠っている歌会もありますと。

 「変化」ということばを良くなっている、という意味にわたしは理解した。

 この歌会にいちばん古くから参加している人が、昔はあまりみんなしゃべらなかったが今は活発に意見を述べるようになったと話した。この方は20年以上前からこの歌会に参加され、一時休んでいたが再開したとのことだ。

 わたしがこの歌会に出した歌は

段ボールに土のかをりの竹の子が身をよせあひてわが家へ届く

 

 歌会の後、もう一つの歌会の仲間と駅前の喫茶店に入った。珈琲と抹茶のロールケーキを注文して、2時間近く話した。仲間は蒲田在住なので、改札口で別れた。

 

スマホや本持つ客乗せて混みあえる夕方の電車蒲田駅出る

コロナ禍の窓より夜風入りきて電車の混雑やわらげくれる