さきほどまでうろこ雲が広がる空のした、庭掃除をいそしんでいた。はびこる草をむしりとり、昨日梅を剪定したときに落ちた葉っぱを掃き集めた。
天気が崩れる前にと、雨に濡れては困るものを庇の下に移動させ、あるものは玄関の中に入れた。庭を飛び回るようにしてひと仕事終え、家に入り、手を洗ってひと息ついて庭を見るととっぷりと暮れている。秋の日はつるべ落としというが・・・・。まだ5時半である。この時間にこの暗さ。せかされるような気持ちになると同時に、寂しさもある。一日の終わりが早過ぎるような。
考え方を変え、日が暮れた後の時間を読書などに使うこともできるがこの季節はかたわらに亡くなった犬たちがいてくれれば、という思いが強くなる。
午前中は近くの特別支援学校に行き、校内のカフェで珈琲を飲んだ。ちょっと遅れて友だちが来た。老いた柴犬の飼い主さんで、老犬ももこの散歩がきっかけで友だちになった人だ。その柴犬が一時食べなくなり、手作りのおじやだとなんとか食べる状態が続いた。今はドッグフードを細かくくだいたものをスープでふやかし、これにおじやをプラスしたものを食べている。飼い主にとって愛犬が食べなくなることはすごく心配だということはよくわかる。レオも、ももこもそういうときがあったから。必死になって食べさせようとした。
学校を後にして友だちの家の方向に歩いた。コンビニに行きたかったが友だちの家の前を通って行った。
3時頃、車で駅前のスーパーマーケットへ。30〜40分で家に帰り、その後庭仕事した。夏と同じ感覚で時間を配分するとあれっという感じになる。秋分を過ぎたら、日が短くなることを考えて庭仕事や散歩の時間をとらなければ。
うれしいことがひとつ。今年は咲かないと思っていた金木犀だがよく観ると思ったよりはつぼみがついている。庭に出るとときおり香りが鼻をくすぐる。例年のように香りに包まれるほどではないが。
手づくりのネックレスにとじられた愛犬と過ごせしときの遠さ
えんじ色のほととぎす咲きそめて眠りていたる犬の顔浮かぶ
庭仕事終へる狭庭すぐさまに暗くなりゆく秋の暮れなり
ほととぎすの花
白花の秋明菊
ほととぎすも秋明菊も鉢に植えて10数年植え替えをしていない
今年こそはと思いつつ先延ばしにしている
こちらはニゲラ
本葉が2枚しか出ていないので植え替えまでもう少し待つ
芽を出したアグロステンマ