シンビジウム

駐車場を作った場所に置いていた、たくさんの鉢植えの整理をすることにした。
いちばん場所をとるのはアガパンサスの鉢。
30センチの鉢に植えたものが6〜7個もある。
ただ、これは父が近所の人にもらって、増やしたものなのでどうしようか考えている。
次に場所をとるのが、シンビジウムの鉢。これには以下のような経緯がある。
4年前に亡くなった母の妹(わたしにとって叔母)が育てていた大株のシンビジウムを秋にかたみとしてもらった。
30センチの寸鉢からバルブや根がたくましくあふれだしていて、プラスティックの鉢はいまにもはちきれそうだった。
5つくらいの花芽が付いていたので、そのまま年を越し、花を楽しんだ。
春先、株のかたまりを使わなくなった包丁で切り裂くようにして株分け。
バルブを最低3つ付けて、なんと(!)8株に分けることができた。
寸鉢3つと21センチの鉢5つ、計8つの鉢にラン専用の培養土を使って植え替えたのである。
植えかえたシンビジウムの株はだんだん大きくなっていく。
8鉢も育てるのは大変なので2鉢は近所の人にあげたが、それでも6鉢もある。
そのうちの2鉢を選んで、家の門扉の横に「ご自由にお持ち帰りください」の張り紙とともに並べた。
どちらも21センチの鉢だが、一つは4つの花芽、もう一つは2つの花芽がバルブの横から大きくふくらんで伸びている。
かさばるし、持っていってくれるかなと思ったが、4つ花芽が付いている鉢は誰かが持って行ってくれた。
一鉢に4つの花芽が付くのは植え替えて初めて。
今年は春から秋にかけて3回も肥料をあげたのがよかったようだ。

12月16日(金曜)
冷える夜間は軒下に置き、朝になり門扉の横に再度置いたもうひとつのシンビジウムを近所の方が持って行ってくれた(ヤッター!)。
この人はいつもコンテナの花をきれいに咲かせていて、道行く人の目を楽しませてくれる。きっと、大切に育ててくれるはず。
養子に出した2鉢のシンビジウムは無事、もらわれていった。


今年はいつもより葉が青々として元気に見える、シンビジウム